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エニアグラム 3つのタイプの似たような単語の意味の違いを考えた。

『性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム』はエニアグラムのバイブル的な本ですが、この本の章末では、各タイプの各段階の行動と態度を簡単な単語で示しています。見ているといろいろ面白いのですが、先日タイプ5の段階3が「隠し立てしない」という言葉で表現されているという記事をあげましたが、タイプ4の段階3に「表現力豊か」、タイプ7の段階4に「口数が多い」という表現があります。日本語で見ると、それぞれ意味が違って見えるのですが、英語で見ると意外と似通った意味となり、それぞれを考察するとまた違った訳の可能性があるかなと思い紹介します。

タイプ5の「隠し立てしない」は「communicative」、タイプ4の「表現力豊か」は「expressive」、タイプ7の「口数が多い」というのは「talkative」という単語でした。communicativeはcommunicateのexpressiveはexpressのtalkativeはtalkのそれぞれ派生語です。communicate、express、talkそれぞれ会話する、あるいは話すという風に訳せそうな似たような単語です。ではどのような違いがあるのでしょうか。

まず、一番初めはtalk、単純に相手に向かって話すという意味があるそうです。特にカジュアルな意味で話す、言うという意味で使われ「おしゃべりをする」と訳しても問題無いそうです。次にexpress、これは(自分の考えや気持ちを)言葉で表すと言う意味だそうです。最後にcommunicate、これは(情報を)やりとりするという意味が強いそうです。

語尾に-ive,-tiveがつくと「~が可能な」「~に富んだ」。という意味になるようです。そのようにして、この派生語の意味を考えると、タイプ7の「talkative」はおしゃべりが好きな、タイプ4の「expressive」は上手に自分の気持ちを表現する。タイプ5の「communicative」は情報の共有が得意というようにとらえても良いのではないかと思います。段階は若干異なりますがそれぞれのコミニケーションの特徴を表しているように思えたので紹介してみました。

R3.5.10 追記

expressiveはタイプ2の段階3の状況にもありました。不覚。こちらは「表情豊か」と訳されていますね。

#エニアグラム #タイプ4 #タイプ5 #タイプ7