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onomatopée

「シャキーン、ベシ、バキーン、ブリャー、ドュオーン、ドウババババ、ピシュー」・・・何だこれ?と思われるかもしれませんが、子どもを観察して実際に発していた言葉です。どちらかといえば、戦いごっこから連想される男の子の表現で幼児から小学生低学年くらいまではこんな感じの意味不明な擬態語、擬声語を勝手に発しているものです。
 「あ!ワンワンだよ。」「発車オーライ ガタンゴトン」「蛇さんにょろにょろ」「お星さまキラキラ」「ふわふわのコッペパン」これらも全て乳幼児の絵本に出てきたり日常の会話で使わう表現です。日本語は他の言語に比べて音節や動詞、形容詞の数が少ないのでこのような擬態語、擬声語である”オノマトペ”が豊かになったと言われています。
 たまに「そこはバーンというかドーンときてダーンていう感じ?」という訳のわからないコントのような指示を出す上司がいたとしても、「わかりました!」と意図が伝わってしまう場合があります。日本人には以心伝心、阿吽の呼吸みたいな観念があるようで、オノマトペに慣れ親しんだ所以かもしれません。

 オノマトペは、リズミカルで発声しやすくて覚えやすい、動作をイメージしやすく感情が伝わる、感情を表現できるなど言語発達だけでなく感情面でも非常に良い効果を促してくれるとの研究結果も報告されていますので、身振り手振りの体の表現も加え育児の中で積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。子供の想像力が飛躍的に高まって感性がドンドン磨かれていくはずです。

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