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#03 川本真琴さんの曲にハマった

こんばんは、月本三奈です。

みなさんは日々、どれくらい音楽を聴いていますか?

私は考えすぎを防ぐためによく音楽を流します。なので、1日のうち一時間か二時間は音楽を聴いている時間が発生します。
そしてその時間に聴く音楽は、ほとんど自分が生まれる以前のものです。

これは親の影響を多大に受けた結果でして、昔の曲の方が耳馴染みがいい、みたいなオジさんみたいなことをよく本当にオジさんである父親と話しているわけです。

そんなことを日々行っていた結果、父親の大好きな「川本真琴」に私までハマってしまいました。
今回は目次を作らず、だらりとやっていきます。


まず川本真琴さんという方は、1996年に「愛の才能」にてデビューしたシンガーソングライターさん。
聴いていて心地の良い歌声と、深く想像し共感できる詞の言葉選びが魅力です。

……スカスカでごめんなさい。
でも、今回のタイトルを目当てにここにきてくださった方は「そんなの知ってるよ!」と思う方がほとんどでしょうから。実際私と違ってリアルタイムでデビュー曲を購入した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方々に対して、レーザーポインターを振り回して解説なんてとてもとてもできません!

形として、一応の紹介ですね(笑)


私が日常的に聴いているのは「微熱」「桜」「DNA」です。
月本三奈のXのIDとして使用している372Cは、微熱に出てくる体温が由来だったりもします。

ちなみにそれと組み合わせているborderlineは、エヴァンゲリオンの劇中曲である「BORDERLINE CASE」が由来です。

一番最初に出会ったのは「桜」で、最初は耳に残るサビのフレーズのみ繰り返し歌っていました。
この頃はタイトルも知らず、親の運転する車内で流れる音楽をただひたすらに享受していたからですね。
私にとって川本真琴さんは、長い間「パパが好きな歌手さん」にとどまっていました。

その膠着状態に変化が起こったのは、ほんの1年ほど前。
その前から少しずつCoccoなりに興味を持ち始めていましたが、昔車内で聴いていた音楽がとても良いものだということに本格的に気がつきました。ジュディマリやマッキーなどを聴き始めた頃です。

私は両親と同じ曲の話ができることが嬉しくて、親世代の曲を聴くたび積極的に報告していました。
両親の音楽談義になんとか付いていける知識が付き出した最中、父親が言い出したのです。

「三奈ちゃん、川本真琴を聴いてみなよ」

父親の初恋の人、愛してやまない川本真琴さん。聴いた瞬間にドライブの空気を感じ取ったのです。
その時聴いたのが、「桜」でした。

父親は

「絶交だ」 って彫った横に
「こんどこそ絶交だ」って彫った

桜/川本真琴

が特に好きだと話していましたが、私はその直後にある

誰も気づかない机の上
あたしたちがそっと息している

桜/川本真琴

が好きです。

エモ、という言葉を安易に使っていると、本物の「エモ」に出会った時になんと形容すればいいかわからなくなってしまいますね。

この曲に出会って以降、他の川本真琴さんの曲も聴くようになりました。

そうして出会ったのが「微熱」です。
私はこの曲で、「カップリング曲」いう概念を初めて知りました。


現代において、音楽を聴く際にCDという手段を取る方はどれくらいいるのでしょうか。
かく言う私も音楽鑑賞は基本YouTubeだったり、Spotifyだったり。
そこから心の底から気に入ったものだけiTunesに落とすという方式を使っています。当然その場合1曲買いです。

要するに、私は人生においてアルバム買いで出会う曲の素敵さに驚いたという経験がありませんでした。

そんな中父親に「最近はよく川本真琴の微熱を聴くよ」という話をすると、「あれはカップリング曲の月の缶がいいんだよ」と返事をされました。
ふぅん。カップリング曲かぁ。なんてその時は思っていました。

数ヶ月後PayPayにお金が入る機会があり、何曲か曲を購入できる状態になりました。
せっかくなので、普段YouTubeで聴いている好きな音楽を購入しようと、「微熱」を購入することにしたのです。
けれど、それを検索して単曲買いをしようとして、「月の缶」もCDに収録されているのが目に入りました。
アルバム買いは金額的に少々負担が大きいので、これからするかどうかわかりません。カップリング曲が存在する曲に今後出会えるかどうかもわかりません。
これはチャンスなのでは、とCD丸ごと購入し、私は無事「聴いたことのない曲」を購入するという経験を手に入れました。

「月の缶」とても素晴らしい曲でした。
それと同時に、親世代がワクワクしながらショップでCDを購入したりアルバムを購入していた思いの少しだけ体験できた、思い出の曲になりました。


音楽というのは、記憶の復活装置の一つではないかと考えています。
なるべくたくさんの出来事を経験しながら、考えながら音楽を聴くことで、聴くたびにその時の感情を思い出せるような。

文明の利器を行使してnoteを書いておきながら言うことではないかもしれませんが、つくづく親世代に生まれてみたかったな、と思います。
親世代に経験したことを全て同じように経験することはできませんが、今回のような回収の仕方ができる経験があれば他にもしてみたいです。

ちなみに、川本真琴さんの他に聴いている方はSPEEDさん、倖田來未さん、椎名林檎さんなどです。

……最近の曲がわからなすぎて、友達とのカラオケに歌えるような曲を探しています。開き直って昔の曲、歌っちゃおうかなぁ。

月本三奈

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