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あのアイテムとの付き合い方
長い夏休み。
仕事が休みの日は、家に置いておくと暴れる男子たちを水遊びに連れ出す。
親である私は、なるべく日陰から見守る。
そんな時の必需品は、
帽子、日除けのカーディガン、そして...
生きてきてこの方、いつ装着して良いのかわからなかった、
サングラス
である。
若い頃はもっぱら、サングラス イコール オシャレな人しかしちゃいけないアイテム だと思っていた(同じくオシャレさんアイテムとしては、綺麗な日傘、ベレー帽などが挙げられる)。
ちょっと気になるファッションアイテムではありつつも、かけ時がわからない。
オシャレ上層部の皆さんの限定アイテムと認識していたから(ちなみに私はその他大勢の部類に属する)。
イケてない人がかけると、ドクタースランプあられちゃんに出てくるきのこちゃんみたいに思われてしまうのではないか?と不安がよぎる。
そして、若い頃は子どももいなかったし、好んで夏の強い日差しの中に長時間いることなんてこともあまりなかったから。
でも、もう長時間外で遊ぶ子どもたちを見守るのに、眩しくて仕方ない。
似合うか、似合わないのか、
この人粋がってるなぁなんて思われてるのかどうか、なんて気にしている場合ではなくなった。
車を運転していても眩しくて仕方ない。
...運転している自分に酔っているな、なんて思われるんじゃないか?
と懸念している場合じゃなくなって、運転中もサングラスを愛用している。
ミラーに映る自分は、見ないようにしている。
たまに鏡の向こうの私と目が合うと、ちょっと気まずい。
*
テレビでは芸能人の方が、もうその“キャラクターの一部”としてサングラスを掛けているということがある。
◯◯さんといったら、サングラスがトレードマークよね!?
みたいに。
テレビで見ている分にはふわっとした視線をその方に送るだけなので何も感じなかったのだが、
実際友人がサングラスをかけて登場したとき、どこを見ていいのかわからない、という事態が発生した。
話す時に、目が見られない。
どこが目なのかを、探しながら話す。
私の目は泳いでいる。
そうすると、なんとなく会話も上の空になりがちだ。
それはテレビではなく、目の前にタモリさんやチャゲアスのチャゲさんや、井上陽水さんが現れたとしても同じだろう。
サングラスの友人は、なんで私がこんなに挙動不審なのか、怪しく感じているに違いない。
*
まだサングラスとの付き合い方、適切な距離感が掴めないでいる。
自分は「必要に迫られてかけているんです」感を出して何とか装着し、かけている人とは普通の接し方ができない。
...自意識過剰なのだろうか。
したい格好をしたらいいのだし、気にしすぎとわかっているのだけれど。
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