あなたの力を信じてる
我が家には男子が2人いる。
まぁ、男子だから、というわけでもないのだろうが、
とにかく何でもかんでもこれさえあれば!という遊び道具が存在する。
それは、
セロハンテープ
である。
なんでもかんでもこれで止めればオッケー。
次男なんて、一回紙を切り刻み、それを再度セロハンテープによって一つに貼り付けるという、一見すると何のために切り刻んだのかわからない遊びをしている。
何か失敗しても、すぐ「セロハンテープで貼ればいいよ!」と兄貴。
無限セロハンテープ。
買ったら買っただけビリビリ、ビーっと引っ張って切っては貼り付けるために、即刻無くなる。
こないだ買ったはずなのに、もう無い。
無くなると、すぐ買ってこい!と苦情。
セロハンテープ、どれだけ頼られてるんだよ。
*
間違ってもなんとかなるよ。
いろんな形に切った紙も、透明なセロハンテープで止めれば、また違った世界を生み出すよ。
そんな安心感にも似た包容力があるのかもしれない。
そんな力強い存在に支えられて、彼らは今日も遊びの大海原へと繰り出していく。
すごいなぁ、セロハンテープ。
大人の私にそんな存在はあるのだろうか。
それを考えると、セロハンテープが無いと苦情を言われても、まぁ仕方ないか、と思えなくも無いか。
...あ、安い日にセロハンテープ買い足さなくちゃ。
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