人が生きて行く上での根源となるもの
常々考えていたこと。
これさえあれば人が人として、自分らしく、しっかりと地に足をつけて生きていけるなぁということは何か
もちろん、衣食住が満たされていること、
人間としての生物学的な、本能的な欲が満たされていること、
そういう物質的な欲求の充足は大切なのかもしれないが、
それらが満たされた上で、の話だ。
自分が医療従事者として患者さんに接している時、
はたまた自分が病気になり患者となった時、
ふとその答えが降りてきた。
「安心 」
これではないだろうか。
●あなたは大丈夫です。
●全ての行程はこの通りで、これだけのことを行うので、これだけ時間がかかります。
●今全体から見るとあなたはこの辺りです。
●あなたの気持ちは○○なんですね。受け止めました。
正しく全体が示され、自分の置かれている状況がわかること、また自分がありのままに受け止めてもらえることが安心につながり、
それで無駄に慌てたり、不安に駆り立てられたり、わからないがために怒りの感情が出てきてしまったり、自分を見失ったりしないで、
地に足をつけて落ち着いて歩いていける。
こう書くと至極当たり前のことのようだが、
この「安心」をいかに生み出し、守るか
そう考えて人に対して接したり、仕事をしたりすることが何よりも大切なんじゃないのか。
これから私が薬剤師として患者さんに接して行くときにも、
周りのいろんな人に接して行くときにも、
あるいは自分自身と向き合うときにも、
この根源を守ることをまず第一に考えて行こうと思う。
今は情報過多の時代でもあり、
如何様にも情報は操作でき、人を惑わすこともできる。
また情報過多の時代でありながらも、逆に本当に必要な情報がきちんと届いていないという状況もある。
だからこそ、この「安心」を守る、生み出すことが、
何をするにもまずは大切で、
ここだけは譲ってはならないポイントではないかと思うのである。
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