スーパーの花、アルストロメリア、百合、ガーベラ。最後までお洒落に楽しむ飾り方
暮らしの花研究家、ブルーミングジョイの岸です。
長年フラワーアレンジメントサロンをしてきました。レッスンでは豪華なアレンジメントがメイン。一方で、日常の花あしらいについて相談を受けることもよくありました。
色、器、花の形の相性がわかれば、花選びは自由自在にできるようになります。ここでは、花好きな人が気楽に楽しめる、スーパーやお花屋さん、ネットショップでの選び方、オシャレな花あしらいのコツを発信していきます。
今回はスーパーで買った花束の飾り方を紹介します。
スーパーで買うメリットは、なんといっても食料品の買い物ついでに買えちゃう気楽さです。
近所のスーパーで二束購入しました。
早速水揚げをして、たっぷり水を吸わせてから花あしらいをします。
水揚げの方法は過去に記事に載せました。
花束の内容
ガーベラ、百合、ソリダコ 398円
アルストロメリアピンク、黄色 398円
まずこちらの包みの中身を見てみましょう。
種類 1
1、黄色 百合
ピンク ガーベラ
黄色小花 ソリダコ
ガーベラはフサのように花びらが華やか。黄色の百合も次々と花を咲かせそう。そして同系色のソリダコは全体をふんわりボリューミーに見せてくれそうです。
種類 2
2、黄色 アルストロメリア
ピンク アルストロメリア
この束を選んだのは、茎一本で複数の花がついているアルストロメリア2種類入っていたこと。
色の注目ポイント
注目は、黄色のアルストロメリアにはピンク色が混じっていること。
何がポイントかというと、黄色の花ともピンクの花とも相性が良いということになります。
基本、黄色とピンクはあまり相性が良い組み合わせではないのですが、今回の黄色のアルストロメリアは、ピンク色が混じっているので、隣にピンクを持ってきても合うはずです。
通常はピンクと黄色は相性はあまり良くないのですが、黄色のアルストロメリアにピンクが混じっているので、違和感が出ません。ポイントは黄色のアルストロメリアを中心に、ピンク色の花グループと黄色の花グループを両サイドに活けます。
ちょっとラブリーな感じになりました。
長さ
最初は長い丈を生かして、長めに活けます。
毎日水切りをすると、どんどん短くなっていくので、ズバッと広範囲に切らないよう、ちょっとづつ切るようにして下さいね。
器とのバランス
一番長い花の長さを、器の倍程度にするとバランスが取れて見えます。
おおよその目安です。多少短くなってもバランスが崩れることはありません。
その後の経過
3日目の状態
少しづつ切っていくので短くなってゆきますが、百合も咲いてこれくらいの感じが、個人的には好みです。
このあたりからアルストロメリアがパラパラと散り始めます。
基本弱い花ではないと思うのですが、気温の高さに傷みのスピードも加速気味です。
5日目の状態
毎日水揚げをして、短くなってきたので、器を変えました。
透き通るように薄くなったアルストロメリアは、パラパラとかなり散ってしまいました。
百合は2つくらいの蕾は咲いたのですが、他はそのまま枯れてしまいました。
ガーベラは茎が腐りやすいので、まめに水切りをすると1週間持ちました。
楽しめたのは全体的に6日間くらいです。
長持ちした順から見る、夏でも持ちの良い花
長持ちチャンピオンはソリダコ
長持ちした順はソリダコ、ガーベラ、百合、アルストロメリア。
ソリダコのような小花はやはり持ちが良いです。
ソリダコは主役というより脇役として活躍してくれる花です。
グリーン系の花や黄色の花に加えるのがオススメです。
今回一番早く弱ったのはアルストロメリア
アルストロメリアは、レッスンでも何度も使いましたが、決して持ちの悪い花ではありません。むしろ長持ちする種類に入ります。
花市場で仕入れることが中心だったので、鮮度の良い花が手に入ったのですが、スーパーなどで買う際は注意が必要です。
長持ちの目安
スーパーの花は、個人的には全体的に1週間持てば良いかな、という目線で買います。
本来もっと長持ちする花も、鮮度と温度管理の問題もあり、短くなりがちです。
いやいや、もっと長く持つ良質の花が欲しい!と思われる方は、花の管理をしっかりしている花屋さんで、購入された方が良いと思います。お値段は高くなりますが、お手入れをしっかりするとより長持ちするはずです。
アルストロメリアの鮮度の見極め方
ちなみに、アルストロメリアの鮮度の目安については
外側に大きく開いていないもの。
花びらが薄くなっていないもの。
花粉がついていないもの。
を選んで下さいね!
それ以外も花びらと葉っぱの張りをしっかりみてから買って下さいね。
これからは気温がどんどん下がってくるので、もっと長持ちするかな、と思います。
またレポートしますね。
今回はスーパーで買った花、アルストロメリア、ガーベラ、ソリダコ、百合を使って、最後まで楽しむお花の組み合わせ方のコツを紹介しました。
ご訪問ありがとうございました。
今日も花のある暮らしをお楽しみ下さい。