2021年2月22日のFMひがしくるめの放送内容です

2021年2月22日（月）

みなさん、こんにちは。倉嶋桃子です。

2月はもともと日数も少ないせいか、あっという間に3月になろうとしています。
立春の頃に咲きだしていた近所の紅梅がすっかり満開となり、色鮮やかな紅色を見るたびに気持ちが和らぎ、少しずつ春に近づいていることを実感しています。

この春の訪れの象徴ともいえる「梅」、東久留米市内を流れる黒目川沿いに整備された遊歩道「しんみやまえ親水こみち」付近では早くも咲き始めたという記事を市のホームページで見つけました。

中国原産の梅の木、弥生時代に朝鮮半島経由で伝わった、遣唐使が持ち込んだ、奈良時代頃に薬木として伝わってきたなど、日本へ伝わった時期や経緯は諸説あるようです。

さて、この梅の実、熟していない青梅は梅酒に加工されたり、完熟した実は、梅干しや梅ジャム、梅酢やお菓子の材料に使われたりします。
中国では紀元前から酸味料として使われていて、塩とともに最古の調味料と言われていますが、日本では平安時代には薬として用いられ、戦国時代には梅干しと米の粉、氷砂糖を練った「梅干丸（うめぼしがん）」というものが、兵士の保存食として重宝されていたそうです。

梅干しが持つ特有の酸っぱい味の原因は、クエン酸という成分で、梅は果実の中で、クエン酸の含有量が最も多く、小さな粒1つに含まれている量は、レモン1個に換算すると2～3倍の量があるそうです。
また、クエン酸は、血流を良くし免疫力を高め、風邪などの感染症予防に効果があったり、胃炎や胃潰瘍、胃がんの原因となるピロリ菌の活動を抑制する効果、さらに疲労回復にも効果があると認められています。
さらに、梅干しの香りに含まれる「安息香酸（あんそくこうさん）」には防腐作用があるということから、おにぎりの具やお弁当の白いご飯の真ん中に梅干しを入れたりします。

この他にも様々な健康に良い効果があることは知られてはいるものの、塩分や酸っぱい味には外国人のみならず、日本人の中にも苦手な人がいます。

最近では、日本人だけでなく海外の人にも気に入って食べてもらえるようにと、梅干し単体で美味しさをアピールするだけでなく、調味料の一つとして使う方法を提案したり、お料理のアクセントとして食材に混ぜたり、お酒のおつまみとしてアレンジしたりと色々と製品開発も行っているとか。

ちなみに私は、小さい頃祖母から「梅干しは体にいいし、健康に安全に一日過ごせるおまじないだから、朝必ず一つ食べなさい。」と言われたことがあり、それ以来今でもほぼ毎日一つは食べていて、大好きです。

少しずつ春の便りが全国から聞こえてきていますが、そろそろ暖かな陽射しの中で、梅干し入りのおにぎりを頬張りながら、ゆっくりとお花を眺めたりできたらいいなぁと感じる今日この頃です。

さて、今回は「就任10年を迎えたイギリス首相官邸のネズミ捕獲長『猫のラリー』のお話」を、お送りいたしました。

番組では、ポッドキャストによる配信をおこなっています。
従来のPodcastは、著作権の問題で音楽を除外したトークのみのものでしたが、クラウド音楽サービスを利用することによって、ラジオ放送と同じ構成で、トーク・番組内でかけた音楽、両方をお聞きいただくことが出来ます。

お聞きいただくには、アプリのインストールが必要ですが、無料のプラン（Spotify Free）でお聞きいただけます。 期間限定でもなければ、登録にクレジットカードも必要ありません。
ぜひアプリをインストールしてお聞きください。

番組では皆様からのメッセージをお待ちしております。「試してみたよ」「作ってみたよ」といった番組で取り上げた内容のご感想、みなさんが感じる幸せのひとときなど、ぜひお聞かせくださいませ。

それから、番組の構成上、時間の都合でリクエスト曲にはお応えできない場合がございます。ご容赦くださいませ。

今週もみなさまにとって素敵な1週間になりますように。

倉嶋桃子でした。

＜参考資料＞

ひがしくるめの花ごよみ（ウメ）
https://www.city.higashikurume.lg.jp/1007337/1016854.html

【ウメの育て方】四季折々の美しさを持つウメの木。ご自宅に植えて花を咲かせよう
https://blooming-days.njs.xyz/972h

ウメ（ウキペディア）
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%A1

ごはんに梅干しからワインに梅干しへ!?外国人にもウケそうな〝洋風梅干し〟
https://dime.jp/genre/375174/https://dime.jp/genre/375174/