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愛して止まない柄シャツ
皆様こんにちは。
現役ファッションデザイナーのYOです。
現在、BLOOM&BRANCHのブランド"phlannel"にてデザイナーをしています。
日々の気付きやファッションに関わる事を書いていきます。
今回は愛して止まない柄シャツについて書こうかと思います。
僕は18歳くらいから柄シャツが好きで様々なブランドの物を着てきました。
今季は70s流行りの波もあって色々なブランドが柄シャツを出しています。
中でも今年購入した柄シャツをご紹介したいと思います。
まずはこちら。
casablancaのシルクプリントシャツ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81413262/picture_pc_4211af4f14878ae5422607c730ff261a.png?width=1200)
緻密な幾何学模様を上品なシルクにプリントされたcasablancaらしいアイテム。
テニスウェアをテーマに、そのユニークで華やかなデザインが魅力のCasablanca(カサブランカ)。トロピカルなリーフやフローラルプリントのシャツなど、1日のうち最も輝くとき、アフターファイブに選びたいアイテムが豊富。モロッコ系フランス人の創立者Charaf Tajer(シャラフ・ジェル)らしさが溢れるテニスクラブフーディーやスウェットシャツをはじめ、ジャケットやTシャツ、ベロアのトラックパンツにご注目ください。
コンセプトが何ともセレブなブランド。
基本は素材に拘ったブランドやミリタリーが好きなのですがこういうインポートブランドもたまに買ったりします。
円安でインポートものはどんどん値段が上がり続けてますね、、
一般庶民な僕はセールでしか手が出ません。
デザイナーをしていて8年目になりますがいつも悩むのが柄のグラフィック出し。
とても難しいです。
トレンドに寄せると個性が消えて行くし、ブランドを出し過ぎると全く売れなくなる。
その面casablancaは独特の表現で世界観を作って唯一無二な柄を生み出している。そう思います。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81413326/picture_pc_6d5a12e8a63e6d3ce64cc4bd9aaa3ab9.png?width=1200)
この柄パターン。
枠があるので生地の裁断都合が悪く、とても非効率。おまけにシルクだから10万円を超えてくるのも納得です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81413353/picture_pc_6fcbe8d1ada264f163246ed19a414f3d.png?width=1200)
特に気に入っているのがこのボタン。
メキシコの麦わら帽子の様なデザインの特注ボタン。
デザイナーの遊び心が伝わってきます。
学生時代にANREALAGEの森永さんに、細部に拘る事も拘らない事も出来るけどそれがブランドになるよ。と言われた事があって思い出しました。
服好きに衝動買いをさせる。そんな魅力的なブランドです。
お次はこちら。
m's braque(エムズブラック)のアロハシャツ。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81413766/picture_pc_632f054cbe1c23e70cd054b6362b0ccd.png?width=1200)
コンセプトは「モードとクラシックの間のリアルクロージング」。
表層的なデザインだけでなく、カッティングや流れる曲線を大切にし、着心地とデザインを両立。ヨーロッパ各地を回り、ヴィンテージやデッドストックなど現代では再現できない貴重なもの、意匠的な素材や付属を独自のパターンメイキングで表現する。艶や色気を大切に、テーラリングをベースにしながら、独特の「抜き」が内在する。その圧倒的な背中の美しさ、こだわった「物造り」を追及し、独自のスタイルを提案している。
デザイナーは松下貴宏。1968年、東京生まれ。高校卒業後、独学で学んだパターンワークをベースに、パタンナーとしてそのキャリアをスタート。多数のセレクトショップにて、マスターパタンナーとして参画したオリジナルコレクションを発表。2000年、フランスに渡り、パリにアトリエを構える。
こちらはBLOOM&BRANCHに取り扱いがある柿本さんもお気に入りのブランド。
エムズブラックの良さはジャンポールゴルチェの様な色気や艶っぽさがあるのにパターンメイキング(服を作る型紙)が独特。
僕が買ったこちらのシャツもパターンが他には無い感じになっています。
柄はレトロな幾何学模様。
映画"バートンフィンク"のホテルの壁紙や"シャイニング"の床の柄の様な大胆なグラフィックが特徴的。
僕はこの手の柄は大好きです。
パターンは普通のオープンカラーと思いきや、ラグランスリーブでセンターにジャケットに使う様なプリーツが付いています。
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柄×パターンメイキングで攻めに攻めたエムズブラックのシャツ。
大好きです。
phlannel23SSコレクションもほぼほぼ完成に。満を辞して柄シャツ好きが柄シャツを作ります。
ヴィンテージのスカーフの好きな柄をベースにphlannelらしさを足して僕らしさを足しました。
サンプル早く来ないかな。
余談ですが、最近夏に秋カラーが気になりまくって居るのですが、もちろんトレンドもありますが日本の気候の変遷もある気がします。
夏→冬→夏→冬みたいに感じませんか?
過ごしやすい春と秋がすごく短く感じます。
長い冬に春カラーが着たくなったり、長い夏に秋カラーを着たくなるのは必然なのかもしれません。
今年は少し過激なアウターが着たくなる冬になるかもしれません。
私事ですが8/16から青山店に異動になりました。少しの間ですが、BLOOM&BRANCH1号店の空気をしっかり感じたいと思います。
骨董通り沿いにある素敵なお店なので是非来てみてください。器も沢山ありますし、COBIコーヒーが併設されているのでコーヒーを楽しみに来てください。
沢山話をしましょう。カッコ良くおしゃれなスタイリングを貴方のために組みますよ!
コメントや、instagramでDM貰えれば、ご対応します!実際に来てくれた方も数名いらっしゃいます。嬉しい限りです。
良かったら、instagram、WEAR覗いてみて下さい◎
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