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『大きな嘘の木の下で〜僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10の嘘』

まず感想を言うと非常に面白かった!!
これは成功論でもなんでもないと書いてあるが、確かにただの成功論ではない。

今回は特に自分に響いた点だけ抜粋していこうと思う。

お金持ちは「お金と何かを交換するのが上手な人」である。人生とは、常に何かしらの交換を繰り返しながら、自分の持っているものを増やしていく「ゲーム」のようなものだ。
お金をあげるとか、貸すとか、物を売るとか、買うとか、そう言う言葉を極力使わないようにしよう。子供にお金のことを話すときは、「交換する」と言う言葉を使うようにした。お金は稼ぐものでも、貯めるものでもなく、あくまで「何かと交換するもの」だと教えるようにしなければならない。
「(会社名)の〇〇さん、ではなく、〇〇さんがいるから(会社名)で買う」と言われるようになろう。
これからは人間が持っている魅力の勝負になっていく。「この人に任せたい。この人に教えて欲しい」そういうフォロワーさんを沢山引き寄せられた人が強い時代になっていくのだ。
日本人はお金が本来持っている「交換のためのツールでしかない」という本質に気付いていない。お金の価値は社会情勢によってどう変わるかわからない。絶対的なものではない。海外の人は、価値が不安定なお金の状態よりも、自分にとって確かな価値のあるものに変えておいた方が良いと言う発想をしている。
出世したいのならば、まずどうすればみんなから必要とされるかを考えるべきだ。
(若い人は)毎月3万円の貯金をするよりも、その3万で色んな人と会って、仲良くなって、遊びに行って、いろんな人脈を作って色んな体験をした方がいい。もしくは本をよんで、学び、知識を身につけるのもいい。
そうすれば、いざ何かあった時、例えば親が急病になった時も、みんなから必要とされていて、みんなが支えてあげたいと願ってくれるような人になることができる。
どんな仕事でもゲーム化して、「成長」」「育成」「バトル」の要素と「収集」「交換」を用いることで喜びや感動が生まれる。ただし、命を預かるような仕事では出来ないが。仮想通貨のマイルを貯めてゲーム感覚でやってみるなど。
成功する環境などない。ハングリーでも裕福でも、どちらの道を通っても、なる人はなる。育った環境には関係なく「できる人」は社長になって同じ1兆円規模の会社を作ることが出来るのだ。
周りから応援されようが、応援されまいが、自分の成功には何の関係もない。どこまで行っても、あなたの人生は、あなたが自分の力で歩んできた結果でしかないのだ。
せっかく生まれたんだから、一生懸命生きてあげなきゃいけない。それは生まれてきた自分に対する責任。
世の中にはいじめや不条理なことが溢れている。自分が行動しなければ助けてもらえないし解決もしない。それが現実。最後は逃げてもいいが、逃げる前にもう一度、戦う勇気を奮い立たせてみよう。「円満」と「ことなかれ主義」とは全く別物。
出世することは人の上に立つことではない。「中心に近づく」(必要とされる)と定義する。
「失敗しても良いからやってみる」などと言わない。「失敗しないためにどうしたらいいか、徹底的に考えて万全の準備をするように」と言おう。
お客様にとってはプロで、お客様は実験台ではない。
迷ったら面白い方を選択しろ。あとはただひたすらに行動あるのみ。

学ぶところは沢山あったが、まずはお金は何かの対価として交換するものだということに改めて気付くことができ、大変勉強になった。
まずは我が子にも、言い方を変えて、意識を変えてみようと思う。

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