漫画原案: ドラゴンざえもん
呪術廻戦を読んでいて、過去の名作のエッセンスを換骨奪胎し、大胆に組み合わせた物語作品を作りたい衝動に駆られた。
以下、蕎麦屋で注文を待つ間に思いついたストーリーの原案である。
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舞台は北海道にある大学病院の精神科。
主人公は医局ヒエラルキーの最下層である、大学院生兼医員の32歳の男。
名前は能美のび人(のうび のびと)。
臨床が苦手、研究もダメ、運動や遊びもパッとせず、同僚からバカにされ、カンファレンスではいつも槍玉にあげられ、失笑を買っている。
未婚で独居。彼女や友人はおらず、趣味はゲーム動画の鑑賞と地下アイドルの追っかけである。
ある日、冴えない日常を送る彼の自宅の机の引き出しから、奇妙な黒く、細長い、流線型の浮遊体が現れた。23世紀のテクノロジーの粋を集めて作られたウナギ型ドローンである。
その物体は人工知能を備え、固有の人格を持ち、自らを「ドラゴンざえもん」と名乗る。時空を超えて自由に泳ぎ、ステルス迷彩で姿を消し、亜空間に隠した不思議な道具で主人公を助けてくれる。主人公は頭蓋骨に埋め込んだICチップを介してドローンに干渉し、周囲に気づかれぬことなく疎通をとることができる。
ドラゴンざえもんが21世紀の北海道に現れた理由は、機械に99.9%の人間が支配され、自由を失い、「養分」となっている未来を変えるためである。
ドラゴンざえもんを送り込んだのはのび人の子孫の女性科学者、のび子である。のび子らは全地球を覆う機械の支配を免れ、旭川の大雪山系に属する山岳地帯でレジスタンス活動を行っている。
彼らの目的はのび人の出世をサポートすること。彼が医局内でのし上がり、教授となって、教室全体を革新的な精神医学デバイスの開発へと向かわせ、発明の萌芽を生み出すことであった。人類の未来においては、その発明が「人類の最後の希望」とされている。
しかし、機械側も黙った見過ごしているわけではない。ヒトに擬態した医師を装うアンドロイドを医局内に潜り込ませており、のび人の出世を妨げて、機械軍の天敵となる精神医学デバイスの開発を邪魔しようとする。
高圧的なガキ大将気質の医師や、狡猾で実家が裕福な医師、お色気担当の医局秘書なども登場する(将来の結婚相手)。
人類の未来のために、医局内の出世争い、医療ドラマ、SFガジェットを用いた異能バトルなどが繰り広げられる一大巨篇である。
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ドラえもん、医龍、ターミネーターを組み合わせた作品である。
私は忙しいのでこれ以上書かないが、書いてくれる人は随時募集中である。
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