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「まだ見ぬマニアの世界へブラアソビ! 抹茶の世界」を開催しました!

こんにちは、ビーラインドプロジェクトです!
今回は、9月29日(日)に開催したシリーズ型イベント「まだ見ぬマニアの世界へブラアソビvol.2 抹茶の世界」の当日の様子をお伝えします!


当日のイベント概要

見える人と見えない、見えにくい人が一緒にブラブラ遊びにいく遊び方「ブラアソビ」(ブラインド × ブラブラ × 遊び)。前回より定期開催したシリーズイベント「まだ見ぬマニアの世界へブラアソビ」は、特定の分野のマニアをゲストにお迎えし、これまであまり知らなかったマニアックな世界へ皆さんを誘います!今回の第二回目は、抹茶カフェ「Tateru」代表の副田優喜さんをゲストにお迎えし、抹茶の立て方や御作法を体験する「抹茶」のマニアックな世界へブラアソビしました!

【イベントの基本情報】
イベント名:まだ見ぬマニアの世界へブラアソビ vol.2 〜抹茶の世界〜
日時:2024年9月29日 日曜日 10時30分から13時
場所:旧邸稽古場(東京都墨田区八広2丁目45−9、東武亀戸線 小村井駅 徒歩8分、移動に不安のある方は、駅から会場までスタッフが同行いたしますので、フォーム内の質問にてご回答ください)
定員:24名(視覚障害のある方とない方それぞれ12名ずつ)
参加費:3種類の料金プランがあります
 ① 通常 1人2000円
 ② 友達割 1人1500円(視覚障害のある人同士、ない人同士の複数人で申し込んだ場合に「友達割」が適用されます)
 ③ ペア割 1人1000円(視覚障害のある方とない方のペアで申し込むと半額になる「ペア割」が適用されます)
ゲスト:副田優喜さん(抹茶カフェ「Tateru」代表)
運営:一般社団法人ビーラインドプロジェクト(主催)、株式会社mitsuki(協力)

茶道の基本のお辞儀の「真行草」を体験!

文章作成をテーマにしたアイスブレイクをした後に、まずは茶道の基本のお辞儀となる「真行草」を体験しました。茶道では、それぞれのシーンごとにすべきお辞儀が主に3種類ありまして、そのお辞儀をまずは体験するところからスタートしました。

ゲストの福田さんが正座をしながら前のめりに両手を開いている様子。和装なのですごい雰囲気があります!
真行草についてゲストの副田さんよりご説明いただいています!
若い参加者の方々6名が正座をしながら話を聞いています。
正座をしながら聞いている皆さん

真行草における基本的な所作として、大木を両手で抱えるイメージで腕で円を作るそうです。大木を抱えている様子を思い浮かべながら良い姿勢を作っていきます。そしてそのまま、45度背中を曲げて畳に両手をつく「真」の姿勢や、30度ほど曲げて比較的深めに腰を下ろす「行」など、それぞれどういったシーンで行うのかについても合わせて説明をしてもらいました。

大人の方々10名ほどが、大木を抱えるように腕で円を作っています。面白い光景が目の前に広がっていますね
大木を皆さん抱えていますね
若い高校生や大学生ら6人組が真の姿勢をしています。
45度背中を曲げる「真」の姿勢!

そして真行草のレクチャーが終わると、いよいよ抹茶をたてるワークです!

相手を思いながら抹茶をたてよう!

抹茶をたてるワークでは、抹茶をたてるステップをまず副田さんから教えていただきます。抹茶は見た目だけでなく、抹茶をたてる音の雰囲気なども含めて一連の体験を楽しむのがポイントだとおっしゃっていました。特に味に関しては、泡のたて方によって、香りで楽しむ抹茶や喉越しで楽しむ抹茶へと変化していくそうです。

全体にレクチャーをなさっている福田さん。
副田さんによる抹茶に関するレクチャースタート!
福田さんの手元と、8つのお茶碗があります。淡い白っぽい色のものや、黒くて深みのあるもの、深い茶碗や浅い茶碗など、さまざまな種類があります。
たくさんの茶碗をご用意いただきました

副田さんによる実演とともに、抹茶全般に関する説明が終わったら参加者の方々に体験していただきます。まずは、4人1組につき3つの茶碗が用意されており、相手に抹茶をたてる上で相手に合う茶碗を選ぶところから始めます。厚みのある茶碗や深い緑のような茶碗、ツボのような形で白っぽい鮮やかな色の茶碗など、様々な種類の茶碗をご用意いただきました。

若い女性が相手の女性に器を触りながら選んでいます
茶碗をいくつかの種類から選びます!相手に合うのはどれでしょう!

茶碗が決まったら、いよいよ抹茶をたてていきます!スタッフがお湯を注いだら、茶筅を使ってひらがなの「い」の字を書くようにお茶をたてたり、「の」の字を書くようにお茶をたてたり、レクチャーいただいたステップ通りにそれぞれ抹茶をたてていきます。

立てた抹茶を相手の男性に渡している女性が写っています。
立てた抹茶を相手に渡しています
男性が器を両手で持って抹茶を飲もうとしている様子
お菓子と一緒に飲みます!美味しそう・・・

全員が終わったら、抹茶をたてる役割を交代しました。後半の人はペアを通じてステップも一度体感しているので、よりスムーズに進んでいました。同じように抹茶をたてて、相手が飲んだら全て終了です!最後には、副田さんへの自由な質問コーナーを設けていただき、おすすめの茶葉や今後の目標など、ざっくばらんにお話しいただきました!

イベント終了後にいただいたご感想では、「OLになりたての頃の習い事が裏千家の茶道だった、すごく懐かしかった。」「抹茶をたてるという、今までにしたことのない経験もでき、ここであった人たちとの交流も深められたので最高に楽しかったです」「指示語を使わずに説明してくれたり、健常者、障害者関係なく、フレンドリーに接してくれたり、配慮してくださいつつ、でも変な気を遣ってない空気感もよかったからです。」といったご好評のお声をいただきました。終了後は、一緒に来られた方々やイベントで仲良くなった方々で、近くの商店街で街歩きしたといったお声もいただきました。とても楽しそうで羨ましい・・・。


17名の参加者の方々とビーラインドスタッフ2名、福田さんでの集合写真です。右手で器を支え、左手で器を下から持つような抹茶ポーズで写真を撮りました!
最後は抹茶ポーズでパシャリ!

さいごに

シリーズ型の本イベントですが、視覚障害のある人とない人で一緒に遊ぶからこそ見えてくる面白さとして、新しい「ブラアソビ」の形をさらに広げていけたらと思います。今後も継続的に開催していければと思います!

次回のブラアソビは、11月に他にブース出展するイベントが多く、12月の開催を予定しております。続報をお待ちください!

また、今回は同行援護事業所みつきの運営をされている株式会社mitsuki様のご協力によってイベントを開催させていただきました。

同行援護とは、視覚障がいにより移動が著しく困難な方の外出時に支援者が同行し援助する障害者総合支援法に基づく障がい福祉サービスです。外出時の移動の際に付き添い、必要な情報提供など適切かつ効果的に援助・支援します。

株式会社EE21/未来ケアカレッジ『同行援護のサービス内容|資格要件〜研修の内容まで解説』

同行援護事業所みつきはヘルパーの平均年齢が30代の方々で構成されており、また、「同行援護」のDXを推進する支援システム「おでかけくん」を開発、導入されています。同行援護という福祉制度があるからこそ、それを遊びと掛け合わせて、視覚障害者と晴眼者が共に遊びに行く「ブラアソビ」を全国的により普及させていきたいという私たちの思いに共感していただき、イベント開催のご協力をしていただきました。株式会社mitsuki様については下記ホームページよりご覧ください。

今回ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
とても楽しかったです!


今回もnoteをご覧いただきありがとうございました!

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