お願いだから質問に答えて!
「いや、だから質問に答えて!」
なんて思うこと、ありませんか?
私はよくあります。
直接会話をしていても、メッセージのやりとりをしていても、よくあります。
メールやLINEなどの場合だと履歴が残るので、やっぱり質問に答えてないじゃん!なんて振り返りまでしてしまいます。(性格悪いかしら、、)
どうしてそんなことになってしまうのだろう?と、質問に答えない人の思考パターンについて少し考えてみました。
■質問に答えない人たち
・その1 頭の回転が早くて先読みしてしまう
1つ目は、頭の回転が早すぎるパターンです。
例えば、、を書きたいのにあまりにもいい例が思いつかなすぎてつらい、、(笑)
「確かに最終的にはそこに行き着くのかもしれないけど、今聞いているのはそこじゃない!」
のバージョンです。(伝わりますかね、、笑)
あまり先に行かれてしまってはわからないので、まず質問に答えてほしいところです。
イエス・ノーで答えるクローズドクエスチョンで聞かれているのに、
イエスもノーも言わずにあれやこれや話してしまうのも意外とこのパターンかもしれません。
質問者の意図がわかるからこそ、途中経過をすっ飛ばしている場合もありそうです。
・その2 しゃべっている間に質問を忘れてしまう(または言いたいことを言いたいだけ)
最初は質問に答えているつもりが、どんどん膨らんで収集がつかなくなってしまうパターンです。
話すだけ話して、ふと「質問なんだっけ?」なんて思うのです。
想像力が豊かな人とか、想い溢れる人にありがちかもしれません。
もしくは、緊張しているときにも頭が真っ白になってこうなってしまうこともあるかもしれません。
質問に関連する言いたいことを好きなように話している間に質問から遠のいてしまうのです。
かくいう私も「あれ、質問なんだったけ?」なんて聞いてしまうこともしばしば。
質問の答えになっていないことに気付いているだけましだと思っているのは秘密です。(笑)
このパターンの場合は、どうしてその質問をしたのか?ということに少し思いを馳せてみると、まっすぐ質問に回答しやすくなる気がします。
・その3 言い訳から入る(またはあえての質問スルー)
言い訳から話してしまうバージョンです。
これはわかっていてもやってしまいがちではないでしょうか?
むしろあえてやっているバージョンも少なくないと思います。
例えば仕事で、
「ここの〇〇ってどういうこと?」
なんて聞かれた場合、
「いや、ちょっと忙しかったんです、、」
「誰々に聞いたら〇〇って言っていたんです」
なんて先に言い訳したくなる気持ちは分からなくもないのですが、、ねぇ。
「いやいや、別に責めてないじゃん!説明してほしいだけじゃん!」
なんて言いたくなる私の心は狭いのかしら。笑
言い訳ならまだかわいいかもしれませんが、あえて質問に答えずスルーしてごまかすのはやっかいですね。
質問に答えていないなんて承知の上で、あえてずらした回答をするのです。
セールストークなんかで都合の悪いことを聞かれたときにやりがちかもしれません。
質問には回答した上で挽回してもらいたいものですね。
■「結論から述べる」よりは簡単なことなのでは?
少し話は変わりますが、ビジネスにおいて「結論から述べる」ということは大事にされていることが多いと思います。
少なくとも、私は社会人になりたての頃、上司から「結論から話す」ように指導を受けました。
慣れない間はなかなか難しく、苦戦したのを覚えています。
個人的には、結論から話さないのも日本人っぽくて嫌いではありません。
そもそも英語と違って日本語では文法的に結論は最後ですし。
でも、ことビジネスにおいては、「結論から述べる」方がやり取りも物事もスムーズに進みます。
勤勉な日本人はいつも時間に追われているので必死なのです。(笑)
話を戻しますが、「質問に答える」場合においても、同じではないでしょうか?
要は、その質問に対する結論=質問に対する回答をまず答えるのです。
そうすれば、質問をした人はひとまず満足します。
知りたいことを知ることができたはずなので。
そして、言いたいことをあとから好きなだけ話せばいいのです。
(聞いてくれるかは別ですが)
質問をしてくれている分、自分発信の報告・連絡・相談などを結論から述べるよりも簡単だと思いませんか?
「結論から述べる」ことが苦手な人は、「質問に答える」ことから練習するのも一つの手かもしれません。
■こんな細かい私を許して
つらつらと書いてきましたが、本当は、質問に答えなくても知りたいことがわかればよいかもしれません。
だって目的は達成しているのですから。
そんな細かいこと言わなくてもさ、、って感じです。
こんなことを書いている私も、自分が質問されている側だとテンパってしまうタチです。
でも、聞けども聞けども聞きたいことの回答が得られないとやっぱり困るじゃないですか!
だから、私が質問に答えることを要求しても、怒らないでほしいのです。