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Mars Retrograde 2022(火星逆行)

今年の火星の逆行について書いていたら、大変長い記事になってしまいました。読みづらいので、いくつかに分けて投稿していく予定です。
良かったらお付き合いください。

占星術では、火星は野心や行動力を意味しますが、個人の意識、エゴの現れとも言えます。
そんな火星が逆行すると、エネルギーが低下し、集中力が失われ、欲求不満が強まったり、怒りが抑えられないということが起きやすくなります。

双子座火星について

8月20日に双子座に入った火星は、現在(9月4日時点)、双子座7度にあります。今のところ、火星は良い働きをしているように思います。

9月後半から、火星は海王星とスクエアを取り始めます。この頃は、あまりやる気が出ません。夢見がちだったり現実逃避してしまうでしょう。
10月に入ると、火星はOOBになるため、たとえば仕事をしたくないとか、責任を取りたくないなどという気持ちになるかも知れませんね。

火星のアウトオブバウンズ(OOB)
バスケットボールなどの球技で、ボールがコートの外に出ることをアウトオブバウンズ(OOB)と言いますが、天体もOOBになる時があります。
占星術では、天体が赤緯23.27度を超えることをOOBと言っています。
OOBになっている天体は、自由で制限のない状態と言われますが、OOBのときは通常と違う動きをするので、その影響力(火星の場合は破壊力)も想像の範囲を超えるかも知れません。
私の記憶では、火星がOOBのときは高温が続いたり、災害や事件も多かったように思います。
今年は、2022 年1月12 日から 2月10 日に火星のOOBがありました。
今年の火星のOOBは、2022年10月18日~2023年5月7日まで

双子座火星については上記リンク記事に書きましたので、まだお読みでない方はご一読くださると嬉しいです。

火星逆行(10/30~2023/1/13)

そして、火星は10月30日に双子座25度36分で逆行を始めます。
この時のホロスコープを見ると、火星は11ハウスにあります。

2022年10月30日火星逆行開始

私が気になるのは、火星と冥王星とのクインカンクス(150度)です。
クインカンクスは強制力があるアスペクトです。

火星と冥王星は、親分子分のような似たエネルギーを持っていますが、火星が個人の意志だとすると、冥王星は宇宙の意志。
もしくは冥王星は、ハイヤーセルフやサムシンググレートのような感じです。
火星と冥王星は、3月3日に山羊座27度で重なり、新しい2年サイクルを開始しました。(詳しくは別記事を執筆中です。)

上のホロスコープでは、冥王星は6ハウスに入っています。
6ハウスは、健康、医療、労働、奉仕、食糧、軍事などがテーマになります。
冥王星は、ウイルスを表す海王星とセキスタイル、気管支や肺機能を意味する水星とスクエアになっており、これからまた不思議な病(変異)が、出てくる可能性もあります。
海王星は、4ハウスの太陽、金星とセスキコードレート(135度)になっており、医療崩壊もしくは重大な疾病と見るべきかもしれません。
セスキコードレートは困難なアスペクトです。

しかし、11ハウス(通貨、議会、同盟国)にいる火星は、9ハウス(外国経済、外国債)の木星とスクエア。
4ハウスの金星(お金)とはセスキコードレート。
4ハウスは、国土(日本)や家庭を意味します。
また木星は、4ハウス蠍座の水星(若い人、会社員)とクインカンクス。

外国に関係していることが、4ハウスと6ハウスのテーマに困難を与えるとも読めます。しわ寄せが家庭の台所事情や国内産業に響き、6ハウスの労働(働き方)、健康、食料の生産や調達に困難が生じるのかも知れません。

肥料や飼料の輸入が滞り、農業に影響が出る。
石油や半導体などの不足により工場が稼働できない。
石油や燃料の高騰によるさらなる物価高などが考えつきます。
輸入食材などは高騰し、入手しずらくなると思われます。

たとえば、工場が稼働できなければ、当然、働き手は休まざるを得ない、あるいは交代勤務などで出勤が制限され、収入が減り家計に打撃を与えます。
また、メーカーのほうも工場が稼働していないので、受注しても製品を買い手に渡すことができないため利益が増えないことになり、ひどい時は売るモノがなくなり、経営困難に陥った場合はリストラもあるでしょう。

火星逆行中に、会社が倒産、リストラが起きるというわけではなく、可能性のタネが蒔かれると考えてください。

双子座での火星逆行は金融不安を呼び出す

ふと頭をよぎったのは、1991年バブル崩壊と2008年リーマンショックです。
どちらも双子座で火星が逆行した年でした。
(このときの逆行についても別記事を執筆中です。)

金融破綻は、突然起きるわけではなく、ある些細なきっかけ(企み)が徐々に膨らんでいき、最後にばあーんと弾けるわけですよね。
いま警戒すべきは、ドルの暴落のほかありません。
Twitterで、kan Nishidaさんがわかりやすく説明されているので、一読お勧めしたいです。

政府の部屋の10ハウスに天王星が入っており、4ハウス蠍座太陽、金星とは緩くオポジション、7ハウス水瓶座土星とスクエアでTスクエアを形成しています。ここもやはり、金融の変化を予想させます。

ただ、今回の火星逆行でいきなり日本のお金が紙くずになるとは考えにくいので、あくまで傾向が強まると見ておいたほうがいいですね。

毎日の星読み動画でお話したように、FRBパウエル議長の発言以来、円安が続いており、専門家によると143円までは行くだろうとのことでした。
しかし、この金融危機ですらアジェンダの一環ではないでしょうか。
目指しているのは、遅かれ早かれ世界共通通貨のはずですから。

火星逆行のホロスコープを好意的に読めば、4ハウス(国土)に太陽、水星、金星が入っているので、政府は国内のことに尽力していると読めます。

月(国民)は6ハウスにおり、10ハウス政府の部屋の天王星とトライン、4ハウス金星とはセキスタイル、同じ4ハウス水星とはクインタイルです。
例えば、疾病に対する新薬の導入や制度の見直しに、国民は期待していることを表しているのでしょう。

しかし、天王星は4ハウス金星、7ハウス水瓶座土星とでTスクエアになっており、社会が不安定で流れが変わりやすいことを表しているようです。

2022年冬至図をチラ見

参考までに、火星が逆行中の2022年の日本の冬至図を見ると、天体のほとんどが下に沈み、太陽は射手座29度のアセンダントにコンジャンクション。
3ハウス木星、海王星とスクエア、5ハウス天王星とセスキコードレート(135度)です。
太陽(国)は、新しい体勢になろうとしているように見えます。権威を発揮しそうですね。

国民の部屋である1ハウス、国民にとってのお楽しみに関係する3ハウス、5ハウスにトラサタの天体が入っているので、お楽しみが制限されるということかもしれません。(欲しがりません、〇〇までは?)

3ハウスと9ハウスが幅広になっているため、国内外メディアによって得られる情報、知識が重要ということだと思いますが、国民(月)は12ハウスに隔離されており、心理操作された情報を受け取っているようにも見えます。

2022年冬至図

また、月は6ハウス火星とオポジション。6ハウスの火星は、軍事を表しているかも知れません。
火星は、1ハウス冥王星とセスキコードレート。
冥王星は、3ハウス海王星とセキスタイル、また冥王星とコンジャンクションしている水星は、5ハウス天王星とトラインです。

ここから私が感じたのは、法改正(国民投票)です。
それには、独裁ではなく民意に添って行われたという体裁が必要になるのでしょう。
たとえば、この人の発言がヒントになります。

この「日本が戦争に巻き込まれる可能性がある」という発言によって、もっと防衛費を増やそう。いや、防衛だけじゃダメなんじゃないか。日本も攻撃できるようにしておかないと、という風に議論が展開し、民衆は同意していくのでしょう。
第2次世界大戦の開戦直前、「戦争をするべき」と多くの国民が望んでいたとも言われています。

今回は、武器を売りたいアメリカのネオコンの「思う壺」にハマっていこうとしています。なぜ、アメリカが武器を売りたいかは、上記のkan Nishidaさんのtweetからも想像できるでしょう。
アメリカの経済が疲弊すれば、戦争が起こされる。ウ****の現状がいい例です。(noteさんが注意してくるため、伏字にしています)
味をしめたアメリカは、台湾にも武器を売り、さらに日本も台中戦争に巻き込みたい。

いつ法改正が行われるかどうかはわかりませんが、民意が「戦争やむなし」に傾くように感じています。
冬至の運気は、12月から2023年3月の春分まで影響します。

火星のシャドウ

さて、火星逆行が終わるのは、年が明けて1月13日です。
双子座8度7分で逆行終了します。
現在が双子座7度ですので、あと数日のうちに火星は、逆行のプレシャドウに入ります。逆行終了後も、火星が逆行開始した双子座25度36分に戻るまでは、アフターシャドウと呼ばれる期間です。

シャドウ期間は、逆行本番と同じようなことが起きます。
最初のほうで書いたように、エネルギー低下、集中力低下、欲求不満、怒りが爆発するなどです。
テロや戦争、紛争も激化しそうです。また自然災害、火山の爆発なども起きやすくなりますので、念のため備蓄を心掛けたり、避難路の確認などもなさってください。

2023年は本当は怖い「風の時代」の始まり

火星が逆行を終え、双子座を出る支度をはじめる頃、2023年の春分が3月21日に起きます。これもまた長くなるため簡単に書きますが、同じタイミングで冥王星が水瓶座にイングレスします。
2008年1月からずっと山羊座に居た冥王星が水瓶座に移動するので、社会の空気感が大きく変わる感じになるでしょう。

また水瓶座0度の場所は、2020年12月に起きたグレートコンジャンクション(木星と土星の会合)の記念すべき度数でもあります。「風の時代」の本当のスタートです。
(なぜ風の時代というのかは長くなるので割愛しますが、そのうち書きます)
「風の時代」は、自由の時代と言われますが、生優しいものではなく、本当は怖い時代だと思います。前回、風の時代だったのは、日本は鎌倉時代です。飢饉も度々起こり、身も心も強くなければ生き残れない時代でした。

自由とは、自分の責任で考えて行動することだと思います。
他人の意見に同調して誤った選択をしても、またしなかったとしても全て自己責任なのです。
せめて納得のいく、生き方をしたいですね。

それでは、今回はこのへんで。最後までお読みくださりありがとうございました。

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