Astrology Forecast November 2022*11月の星の動き
ジェットコースターのようだった10月が終わり、秋の豊かな彩りを愛でる隙も与えず、季節は晩秋をもあっという間に通過してしまいそうです。
「2022年10月は、2023年を先取りするようなエネルギーの月になる」と言いましたが、来年のことを考えてゲンナリしている余裕もない、慌ただしい11月になるかもしれません。
数秘とタロットカード
2022年11月の数秘は8。無限大のマークを立てたようにも見える8は、循環するエネルギーです。とてもパワフルです。
タロットカードで表すと、ウエイト版では「力」のカード。マルセイユ版以前では「正義」になります。
また、マルセイユ版以前の「力」のカードは11番になり、ウエイト版では11は「正義」のカードという入れ子の状態になります。
正義も力も、聖書によれば4つの美徳(正義、力、節制、知恵)に含まれます。どちらも重要なエネルギーということですね。
11月も11の数字が入っていますし、11のエネルギーも大きく影響してきそうです。数秘では11などぞろ目の数は、マスターナンバーと呼ばれます。
マスターナンバーは、スピリチュアルな学びを通して自己統合していく(たとえば、男性性と女性性の統合、理性と本能の統合)エネルギーです。
カードについては、以前にまとめたものですが、参考までに。
一桁にする前の数は17。タロットの17は「星」のカードです。
星のカードでは、14節制の天使がブレンドしていたのと同じ生命の水が、川と大地に注がれています。(他に気づいたことがあるのですが、長くなるので今回は割愛します。)
ウエイト博士は、星のカードについて「創造に必要なものは魂だけである」と言っています。
創造には、魂の他にはなんの条件も道具もいらないのですね。
私たちは、「ただここにいる」ことを許されています。そして生命を輝かせていればいいのです。
おそらく11月は、身体の奥から湧き出るような生命エネルギーを感じるかもしれません。それは、どのように生きるかという必死さゆえかもしれませんが。
星の動き
11月は、先月に続き蝕のシーズンです。蝕のシーズンで起きることは、突然の変容。重要な何かが終わり、新しいことが始まります。
メインイベントは8日の皆既月食ですが、月後半は惑星のサイン替えが続くため、前半と後半では雰囲気が違ってくると思います。
5日 ガイ・フォークス・デイ
上の図には入れていませんが、5日はガイフォークスディです。
5日は、逆行中の火星(双子座25度)と冥王星が150度で、今年は地下に隠れていた爆弾男に相応しいエネルギーだと思います。
ちょっと気になる日なので、のちほど別記事を上げます。
8日 満月ブラッドムーン・イクリプス(皆既月食)
8日は満月で皆既月食になります。また、この日は天王星食も起きます。
日本では皆既月食と天王星食がほぼ同時に観られそうですね。
この月食は、あの激しかった10月25日の日食とセットです。
日食の考察で、名前を挙げたペロシ女史にも日食の影響があったようです。
怪我をしたのはご主人のほうでしたが。(男娼との痴話げんかという噂も)
アメリカは、中間選挙までまだ何かありそうですね。
そういえば、お笑い芸人のゆりやんレトリィバァさんが、撮影中の怪我がもとで入院されたというニュースがありました。
もしやと思って誕生日を調べたら1990年11月1日。太陽蠍座8度。日食の考察記事に書いた、もっとも影響を受けやすい度数の範囲でした。
出生時間はわからないので、12時でホロスコープを作ってみました。
ゆりやんさんは、太陽と金星がぴったりと重なった「愛されキャラ」の人ですね。きっとプライベートでも、周囲の人に可愛がられているのでしょう。
ネイタル太陽・金星に日食がコンジャンクションしているほかに、
①ネイタルの冥王星(蠍座17度)とトランシット天王星がタイトなオポジションで、トランシット土星(水瓶座18度)がTスクエアを作っています。
②ネイタル太陽・金星とトランシット海王星のセスキコードレートもあります。
8日の月食のときは、ネイタル水星と冥王星が再び巻き込まれます。海王星が逆行終了する12月初めまで、休養したほうが良さそうな感じです。
今回の月食のホロスコープは、見るからに恐ろし気です。
月と天王星が牡牛座16度でぴったりと重なり、太陽(蠍座16度)、土星(水瓶座18度)と不動宮のTスクエアを作ります。火星と冥王星はクインカンクス。
日食の影響は、失職やリストラ、不名誉やスキャンダルが出て来やすいですが、月食の影響は、心身に不安を感じやすく、怪我をしやすいです。
今回の月食は牡牛座で起きるので、お金の問題や健康、存在価値、自尊心にスポットがあたる可能性があります。
人によってはショッキングな変化になるかもしれません。
蝕自体は「喪失」だけでなく「再構築」の機会でもあるので、ピンチはチャンスの法則でいえば「新しく生まれ変わるため」の体験とポジティブに考えることもできます。
月食の星読みは、近くなりましたらUPします。
9日 水星のカジミ
月食の約5時間半後に水星が蠍座16度で太陽と重なり(カジミ)、水星の新しいサイクルが始まります。
日本は3ハウスでカジミが発生するようです。
またこの日は、太陽・水星と牡牛座天王星がタイトなオポジションになります。驚愕のニュースが伝えられたり、強烈な目覚めを呼び覚ますような出来事があるかもしれません。
太陽、水星のサビアンシンボルは満月と同じ「自分自身の霊によって受胎する、「神の子供を宿す偉大な」女性」
これは簡単に説明しにくいサビアンですが、数秘の「星」のカードに通じるものがあります。きわめてざっくり言うと「自分の中の力を信じること」。つまりフォースを信じるということでしょう。
16日 下弦、金星が射手座入り
17日 水星が射手座入り
金星にとっては居心地がよくなかった蠍座から射手座へ。抑圧から逃れて、一気に冒険したいモードになりそうです。
どちらかと言えば、恋愛よりは友達と一緒にワイワイ過ごすのが楽しいと感じる時期です。趣味のサークル活動が忙しく、恋愛は友達以上恋人未満の状態がかえって心地よく感じるのではないかしら。
金星が蠍座にいたときを愛のレッスンだったと感じている人は、一息ついて未来のことを考えられるようになるでしょう。
22日 太陽が射手座入り
太陽が水のサインから火のサインへ移り、エレメントは火が3,水が3,風が2、土2のバランスになります。
一足先に射手座に入った金星、水星とともに楽観的でポジティブなエネルギーが社会全体に影響します。明るいニュースが増えるといいなぁ。
24日 新月、木星順行
24日は、射手座1度の場所で新月になります。
新しい月のサイクルが始まりです。8日の皆既月食の直後の新月は、とてもフレッシュなイメージ。
日本は12ハウスで新月です。
ディセンダントに火星が乗っているのが気になるところです。
上の図は、コッホシステムで作成しているのですが、プラシーダスだとアングルの位置がずれる可能性があります。
新月の時点では、木星は魚座28度にあり留の状態ですが、この日のうちに順行に戻ります。まだ天王星、海王星は逆行していますが、木星順行になると、視野が開けたような感覚になるかもしれません。
詳しい星読みはまた近くなりましたらUPします。
この日は日本では観測できませんが、水星食も起きます。
以上、ざっと星の流れをお知らせしました。
双子座で火星が逆行したため、双子座が司る情報や通信にも大混乱が予想されますが、火星推しのこの人も大暴れしそうですね。
マスク氏の双子座金星の上を、トランシット火星が行ったり来たり。
トランシット木星がマスク氏の冥王星とオポジションで、トランシット火星とでTスクエア。
怪進撃は続きますね。