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ヨーロッパの歴史あれこれ

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#フランク王国

フリースラント王国と北のヴァイキング&ロロ(Part1)

フリースラント王国と北のヴァイキング&ロロ(Part1)

以前、フランク王国とヴァイキングの関係を調べていたとき、ヴァイキングには2種類あることに気づきました。

スカンジナヴィア半島を出発し、イングランド、スコットランド、アイルランド、アイスランドへ拡大していった北方ヴァイキング(仮名)と、ヨーロッパの内陸部を侵略し居住地(国)を創ったヴァイキング(ヴァリャーグ)です。

ヴァリャーグについては超長くなるので、ひとまずこの記事ではフランク王国と関わった

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フランク王国の衰退とカトリック教会

フランク王国の衰退とカトリック教会

西暦800年12月25日、フランク王国の国王カール大帝は、第96代ローマ教皇レオ3世によって「ローマ帝国皇帝」を戴冠しました。
この戴冠は、西ローマ帝国の復活を象徴する出来事でした。

戴冠式の儀式は、カール大帝の権威と地位を象徴するものであり、ローマ教皇自らがカール大帝に帝冠を授けることにより、教会が世俗の権力者を公認するという重要な意味を持っていました。
カール大帝の戴冠は、教皇と皇帝の関係を

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