ぼくたちの現在地 感想
1/10に行われたDIALOGUE+の全曲ライブ「ぼくたちの現在地」の感想を。
まずはなんと言っても無事開催されて、現地で見ることが出来てよかったなぁと言うのが正直な一番の感想。諸々の世間の状況もあって開催されないかも、よくて配信だけかなと思っていたところで開催されたことは嬉しさと戸惑い半々というところでした。(ガイドライン的なものは守ってはいるけど)
時世もあるので行かないほうがいいのかな?という気持ちも少しあったけど、田淵さんのライブを楽しみにしている気持ちを不要と言いたくないという旨のコメントは自分を現地に参加させる最後のひと押しになりました。
DIALOGUE+のライブとしては10月のDIALOGUE+JAM Vol.2以来、全曲自分たちの曲となると初の現地でやっぱり自分たちの曲だけを歌うライブというのは特別だなと改めて思いました。
特に今回は全曲ライブでかつセットリストもリリース順序どおりと、これまでの彼女たちの活動をずっと追ってきている身としては1曲毎の成長を、これまでの歴史を感じられる、「ぼくたちの現在地」というタイトルにぴったりのライブだったなと思います。
今回はブロック分けがわかりやすかったのでブロックごとに感想を。
1.はじめてのかくめい
最初はデビュー曲の「はじめてのかくめい」、「ダイアローグインビテーション」のデビューシングルの2曲構成。
この2曲に関しては何度か生で見たこともあるので成長を感じる曲たち。特にはじめてのかくめいの方は振付師さんや、ラジオでさっぴが言っている話を聞く限り細かいブラッシュアップがされているようなのでいつか並べて比較とかしてみたいなぁと思う。
あと個人的にはダイアローグインビテーションのさっぴパートがライブのたびに最初の「はーいはい!」がテンション高くなっている感じが好き。
2.DREAMY LOGUE
続いてミニアルバムのDREAMY LOGUEパート。元々DIALOGUE+のライブは基本的にMC無し、曲間の繋ぎが短めというのが田淵さんの趣味的な部分もあって徹底されているが、DREAMY LOGUEパートあたりからこの曲間の繋ぎ短めという部分が特に強調されてとにかく連続で曲を浴びるという感じで気持ちがいい。
このパートの最初は「大冒険をよろしく」。アルバムのリード曲ながら、このアルバムの発売以降コロナ禍もあって一度も現地で聞くことの出来なかった曲を聞けて何だかちょっと感慨深かった。
現地でライブを見られるのでやっぱ推しを中心に見る事が多いのだけど、この曲あたりでさっぴ今回表情がいいなぁと思って見ていた。スタッフ打ち上げでも言われていたし、本人もラジオで力入れたと言っていたので、やっぱ力を入れているところというのは目に見えるものだなと思う。
そして次に「好きだよ、好き」が聴こえてきたあたりで、もしかしてリリース順で曲もアルバムの順番?ってことに気づき始めた。(結果的には当たり)
この曲歌詞的に田舎から関東に出てきた身からすると少し沁みるとこのある歌詞で好きなんですよね。ここまで3曲怒涛の流れだったのでここで一息という感じでいい意味で緩急が付いた感じ。
打ち上げだと前半のピークと言われていた「Domestic Force!!」、とにかく音もでかくてみんなの動きもキレキレで、生で見ることで今まで以上に圧を感じた。この曲2番サビ前のまゆゆんの「もう一度」の「も」の音がすごい低い位置から出てくる感じがして好き。後はこの曲含めてだけどかっこいい系の曲の時のゆりにゃのキレのあるかっこいいダンスは本当に目を奪われる。
このブロック最後は「ぼくらは素敵だ」。この曲の歌詞すごく去年一年のDIALOGUE+の頑張りを歌っているようで、タイミング的にはそんなことはないんだろうけどコロナ禍で頑張っている彼女たちへの応援ソングのようにも聴こえてすごくグッと来る曲。特に「いつの日か届くはずだ言い聞かせながら」をちゃんと届けられたのはすごく嬉しかったなぁと。
あと前にぼくたちのかくめいで披露したときはみんなで向き合って歌うというそれはそれでエモい演出だったのが、今回は最初に向き合った後はそれぞれがステージに横一列に広がって客席を見て歌うというこれまたいい演出だった。自分は席的に目の前がまなてぃだったけど、客席を見ながらすごく目を合わせながら歌おうとしている姿が印象的でした。
3.あたりまえだから
ここで配信シングルの「あたりまえだから」のブロック。コロナ禍に作成過程も含めて配信されながら、あの何もエンタメが無いような時期に一つ楽しみをくれたすごく思い入れのある曲。
何より歌詞もいいし、DIALOGUE+にしては珍しいしっとりとしたバラードでちょうど中間点にこの曲来るのも、順番に並べただけではあるのにいいアクセントだなと思う。この曲センチメンタル手漕ぎボートの時のまなてぃの振りが好きだったので目の前あたりで見られてよかった。
4.走れ!君と曖昧な光のあとで
次は昨年8月にやった新曲発表公演の曲たち。夏花火以外はいまだに曲として聴くすべも無いという曲たち。
この公演は感想も書いていたけど、直近で見ていたこともあってか今回改めて見て一番わかりやすく成長感じられたかなぁと思う。
最初は「謎解きはキスのあとで」。この曲初めて聴いてあまりに好きすぎてすぐ記事書いちゃったくらいだけどやはり最高の曲だった。
個人的に謎解きの傘ダンスは死ぬまでに一度は見たいと思っていたので一つ夢が叶った。
前の新曲発表公演に比べると、ゆりにゃもさっぴもかなり高音で歌う曲なのに歌声安定していたなぁと思う。後はこの曲といえばのキスのところの振り付け前は顔を横に近づけるって感じだったのが、今回は少しお互い顔重なるような感じにもしていて芸が細かいなと思った。
「走れ」はなんと言っても打ち上げとかでも話題になっていた、やかんちゃんの「何度でも」のところの小節の効いた歌い方。(やかんモーターという呼称結構好き)
後は現地で見て思ったのはメインの二人以外のダンスの激しさがかなり際立っていたなぁと。配信ライブだとどうしてもメイン以外は必ずしも映っていないこともあるので、現地で全体を見るとここのブロックのメインボーカル以外のダンスというところの頑張りも見られてよかった。
このブロックだと印象に残ってるのは「20xxMUEの光」。このブロックは特に曲間の繋ぎが1秒どころか0秒みたいな感じになってたけど、一つ前の「I my me mind」の後に前よりちょっと長めのイントロの間に大移動してそのまますぐ曲というのは純粋に体力的にもすごいなと思った。
スタッフ打ち上げでも言われてたけどこの日きょんちゃんがとにかく調子が良かったみたいで、今までだと一番声量的に抑えめなイメージだったけどこの曲のときとかめっちゃ声出てて聴きやすかった。
こういう電波ソングは現地で大きな音で聞くといい意味でバカになれる。後はサビの手を挙げる振りの振りコピみんな揃うようなったら面白そうだよなとも思う。
このブロックの最後は「夏の花火と君と青」。この曲やっぱり手の振りが印象的で、どちらかと言うとキレのあるダンスの多いDIALOGUE+の中ではしなやかさを感じられて好き。今回もねーねの「私変じゃないかな」がキレイに決まっていて、ここが決まるだけでもこの曲は本当に気持ちいい。
5.新曲たち
ここまでがすでに披露済みの曲たちだったが、ここからはまだ未発表の新曲たち。「ぼくたちの現在地」というタイトルの通りここまで歩んできた今を現在地とするなら、一歩先に進んだ未来のこともあるのはこのライブの作り方としては気持ちよくてよかった。
先に披露されたのは「あやふわアスタリスク」まだフルの公開されていない曲なので文字通りこの時が初披露。最初に聴いた時の印象としてはこの曲どうなってるの?という感じだった。
普通のよくある構成とぜんぜん違う作りでライブで聴いた時に歌詞があまり入ってこないようなレベルだった。あとそれとは別に後ろの映像が未公開のMVだったのでちょっとそっちも見たくなっちゃって集中できなかった笑
個人的には他の曲に比べるとソロパートが印象的で、フルの音源聴けるようになった今また改めてライブで生で聴きたいなぁと思う。
そしてライブの最後は「人生イージー」。この曲始まった瞬間なんかすごい楽しい!って気持ちに支配された。フルは先行配信されてるし、MVもすでに見ていたけどライブで聴くとまた何か音が強くてよかった。
MVで見られていなかったダンスのパートがすごく可愛らしくて好き。特に1番Aメロのみんなで列を作りながら歩くところが楽しそう。きょんちゃんの「再起動します」の前にねーねのところに駆け寄ってくるところがすごくちょこまか動いていてかわいい。
あとは最後のアウトロの左右に動くところのゆりにゃが一人だけ他の人の倍くらい動いててちょっと面白かった。(今日の打ち上げ延長戦聞く限りスタッフ側から見ても目立つポイントみたい)
まとめ
書きたくなったからつらつら書いたけどだいぶ長くなってしまった。彼女たちのライブ見ると自分の言葉で褒めてあげたいなぁと思ってついつい長文になってしまう。
何というか彼女たちの全力感をライブで見るとすごく自分自身元気もらえるし、ライブでの成長速度が速くて見るたびに新しい発見が多くて本当に楽しい。
こんな状況の中で新年一発目に見たライブがこんなに楽しいものだったので、何だかんだで今年もDIALOGUE+を追うことで楽しい1年過ごせそうな確認みたいなものを得られた。
今後も常に最高を更新し続けるようなライブ見続けられたら良いな。
去年の夏くらいからnote書き始めたけど、自分はライブの感想でこの文字数書けるんだなぁという驚きと、今までよくTwitterの文字数で満足できていたなぁという気持ちと、やっぱりライブ後の打ち上げとかで思いっきり感想戦とか出来る世の中になって欲しいなと思う。