[高校数学] 一度分かれば忘れない「数列の和」のイメージ図
とする。
■等差数列の和
初項;a, 公差;d とする。幅が1で、長さが a, a+d, a+2d ┈ のテープを並べると段々の台形のような形になる(下の緑の部分)。
それを180度回転させて(灰色)、組み合わせてできる長方形の面積
が求める和の2倍、2Sなので、長方形の面積を求めて2で割ればよい。つまり、台形の面積の求め方と同じ考え方で、
ただし、高さ=n, 上底=a, 下底=a↓n とすれば求められます。
■自然数の数列{n}の和
等差数列なので、上と同じ考え方。下の図では、青い 1x1 のマス目の数です。
高さ=n, 上底=1, 下底=n の台形の面積を求めるのと同じです。Σ公式で表すと、
●教科書でおなじみ、「2S法」
☐奇数の数列{2n-1}の和
覚える必要はありません。図にすると面白いから取り上げただけです。Σ公式で求められます。
2S法でも求められます。↓
■2乗数の数列{n^2}の和
↑この公式です。1~n の数を使った和で表すと↓
となり、正三角形に並べるとこうなる。
向きを変えた正三角形を2つ作り、↓
それぞれの同じ位置の数を足すと、2n+1 が並ぶ正三角形ができる↓。これが、3S を表す図!
個数は 1+2+3+⋯+n なので、この図と
3S=(2n+1) x1/2 n(n+1) であることを覚えておけば、公式を忘れてもすぐ作れます。 まとめ
■3乗数の数列{n^3}の和
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