『山の錦』の石鎚山
北海道での長期滞在から帰り、片付けもそこそこに10月14日、リュックを背負って出掛けました。
行き先は愛媛県にそびえる西日本最高峰の石鎚山。年が明けた1月20日から今年の山頂小屋の予約受付が始まったので、すかさず予約しておいたのです。その時点では仕事を辞めることも、ましてや北海道で働くことになるなんて思ってもみなかったので過密スケジュールになってしまいました。
博多から新幹線で岡山へ。その後特急しおかぜに乗り換えて伊予西条駅を目指します。瀬戸大橋を渡るのを楽しみにしていましたが、あっけなく渡り終え四国に上陸です。
さらに伊予西条駅から山道を1時間ほどバスに揺られたら、ここからはロープウェイで一気に900mほど高度を上げます。
ロープウェイを降りて石鎚神社成就社に向かっていると、修験道の山らしく法螺貝の音が聞こえてきました。
「ヴォ〜 ヴォオ〜 ヴォオ〜」
続けて少し甲高い音で
「ポ〜 ポィポ〜 ポィポ〜」
神社に着くと、白装束の女性と師匠とおぼしき男性が法螺貝を手に何やらお話し中。師匠が「この紐は試験の時はダメだろうね」などと。試験?法螺貝の?はたまた山伏の??気になりながらも山行の安全を祈願して、登山道へ。
ずっと続く木段を登って高度を上げると斜面の樹々が色づいてきました。
夏の暑さが長引いていたし、紅葉は期待していなかったので嬉しい誤算!曇天ですが本来は雨予報、濡れる覚悟はしていたので降らなくてラッキーです。
いよいよ鎖場にやって来ました。一ノ鎖を登ります。あれ?その前に試し鎖というのがあるはずだけど、気付かず迂回路を来てしまったようです。
紅葉を楽しみながらさらにニノ鎖、三ノ鎖と登っていきます。
さて、三ノ鎖を登り切ったら弥山山頂です。石鎚神社の小さな本殿にお参りして、さらにお隣りの最高峰、天狗岳へ。
景色を堪能したら今夜の宿、石鎚神社頂上山荘がある弥山へ引き返します。
山荘到着と同時に細かい雨が落ちてきました。よかった〜、山の神様ありがとうございました。
夕食を食べたら明日に備えて早寝しよ。