お疲れのアラフィフ達とあるものにフォーカスすること
4月16日に下書きしてそのままにしていたnote。
修正・加筆して再度書いてみた。
お疲れのアラフィフ
昨日(すなわち4月15日)、朝の通勤時に友達からLINE。
とりあえず、
何にもしなくていい
引きこもっていい
と返信。
彼女はパートをしている兼業主婦だが、確か月曜日は仕事はなかったはず。
こんな時は休んでいいと思う。
今月頭(すなわち4月の頭)に大学時代の友人たちと会った時も、
・仕事で文字を読んでも頭にスッと入らない
・とにかく朝起きたら疲れている
・だるい
・のんびりしたい
と皆同じようなことを言っていた。
アラフィフの多くは疲れているのかもしれない。
変わらないといけないの?
冒頭のLINE。
『何も変化しない自分に焦って不安定』
変化ってしないといけないのだろうか。
変わらない生活。
むしろ落ち着いていいとも思う。
確かに仕事でも、
『変わろう』とか『変革』とか
掲げていたりするが、それは『現状』をより良くしたいから。
友達が『今』幸せならば無理に変わらなくてもいいんじゃないかなぁ?
なんて思ったり。
その『焦り』が人を成長させるのかもしれないが、
その『成長』すら必要?と思ったりする。
心が向かないから
以前の私なら同じように、
全く何にもできていない
とか
何にも成長してない
とか自分を無意識に責めていたと思う。
今だって心の片隅では、
『もっと学んだ方がいいんじゃないか?』
とか思わないわけでもなく、いろいろ考えてはいる。
ただ踏み出していない。
心が向かないからだ。
やりたかったら、やるはずだもの。
心の声を無視し続けると、いろいろ分からなくなる
心の声を無視していた時が長かったから、やりたいことが分からなくなった。
今はその時諦めていた旅行(本当は海外も行きたい)をしている。
いろんな土地に出かけて、やりたかったことをなぞっている。
ゆっくりのんびりしたい
病気で何にもできなくなってから、ゆっくりのんびりしても仕方がない。
経済的不安がなく、
人間関係も良好で、
健康な状態で、
ゆっくりのんびりしたい。
仕事が染み込まない
目の前にある仕事が全く響かない。
自分の大切な時間を、心が向かない仕事に費やして、お給料のために、頑張ることにだんだんと我慢できなくなってきた。
お給料をもらって、
心が弾む仕事、ないだろうか。
とここまでが、4月の下書き。
ここから加筆。
同期の決断
何かの研修で同じグループになったのか(全く覚えてないし、今となっては顔すら記憶にない)総合職の同期男性から昨夜LINEが来た。
総合職から転勤しないコースに希望を出したらしい。
希望が通るかは来春まで分からない。
数年前の私と同じ。
ただ、私は入社してから長いこと一般職だったから、もともと総合職男性だった彼が一般職に戻るのはなかなか勇気ある決断(私は今まで遭遇したことがない)だったと思う。
私の会社、入社してから総合職だったら、子供を大学に入れられないなんてことないと思うけど💦
これから55歳ともなれば下がると思うが、会社員の私たち、彼はこの8.4%、私も1.5%にいるのだ。
(その分犠牲は大きい。出費も多い。)
それで、大学に行かせられなかったら、どうなるの?
(ちなみに地域差はあり、都内だと世帯年収が1,000万円を超えるのは共働きで38.5%、片働きで28%だそうだ。これは会社員限定かは不明。)
失うもの得るもの
確かに私も転換して、お給料は減ったかもしれない。
(かもしれない、というのは給与天引きでいろいろ貯金しているから実際細かい金額を見ていない。)
でも、得たものがある。
・家族といられる時間
・友達との時間
・都内の美術館にすぐ行ける
・帰省がなくなった分、旅行にも行ける(母のことをやりくりすれば)
もちろんなくなったものもある。
・一般職に戻ったからその分の差額
・ひとり時間
おそらく、彼の場合単身赴任手当もなくなる。
これは、私からすると私にも家族がいるのに手当がなかったからいいなと思っていた。
一般職の時に一人暮らしをしても補助もない。
家族持ちの総合職は諸々手当があるのだ。
お金に変えられないもの
同期は、もし転換が叶えば、額面のお給料は減るかもしれない。
その分、家族との時間は格段に増える。
子供の成長を見守れるってお金には変えられないものだと思うのだけど。
子供の毎日の成長が見られないなんてよくよく考えてみると単身赴任て残酷な制度。
昔の出稼ぎみたい。
話が逸れるが、私のとある元上司は、転勤が決まった時奥様に子供と一緒に来て欲しいと聞いてみたが、奥様は慶応幼稚舎からの慶応義塾大学。
『子供2人も幼稚舎から慶応義塾大学に入れるから、あなた1人で行ってください。』と言われてついてきてくれなかったと言っていた。
(元上司は大学から慶応義塾大学。)
結果子供達は、幼稚舎からちゃんと慶応義塾大学に入り、つつがなく成長し、元上司ももはや孫がいる。
元上司は当時の噂によると、奥様は上司より稼いでいて世帯年収5,000万超えているらしかった。
確かに箱根に別荘があり、山手線の内側に家があるのに、さらに赤坂かどこかに夫婦って一つずつ隣同士でマンションを買っていた。
同期も元上司も、単身赴任時代は子供と毎日は過ごせない。
子供との時間はお金に変えられないと思う。
あるものにフォーカスする
たまにLINEでやりとりするだけの同期だから詳しいことは知らないけれど、
・家族(奥様に子供)がいる
・仕事がある
・お給料だって平均以上にもらっている
この3つだって、恵まれていると思うのだ。
不安がっても仕方がない。
私は、仕事が忙しくて時間がないのは悩みだが、それ以外には相当に恵まれている。
人から見たら、『大変だね』と言われてしまうし、確かに介護がなかった時に比べたら大変だろうけれど、
ネガティブに見えることを、一度受け止めてから、他の見方をしてみる。
母の介護は、母が健康でいてくれた方がいいけれど、そのせいで戻ってこれた。
もし、母が健康で突然ぽっくりしたら、私は母との時間もないままお別れしないといけなかったかもしれないし、もっと早くにお母様を亡くした人も世の中たくさんいる。
この年まで生きてくれている。
仕事が忙しいこと。
これはなかなかポジティブ変換に苦労する(苦笑)。
それでも、周りにすごく嫌な人がいるとかはないし、毎月お給料がもらえるってありがたい。
大切な人が亡くなったこと。
これもなかなかポジティブ変換できないが、彼の死が私に与えてくれた学びはものすごく大きい。
それ以外のマイナス要素は私にはない。
家族や友達にはとても恵まれている。
友達の人間関係で悩んだことは一度もない。
本当にnoteも含め、私の周りの人はいい人ばかり。
仕事で行った転勤先の土地も素晴らしいところばかりだったし、そこでご縁をいただいたたくさんの人たちと今も繋がっている。
ありがたいことだ。
同期も、あるものにフォーカスして、今目の前にある幸せを実感して、大切にしてもらいたい。
私も目の前にある幸せに感謝して過ごしたい。