#12 内科からみた乾癬 -その病態とUDCA治療効果-
ウルソの消化促進作用ではなく、別の機能が乾癬に効いているのではないか?と思い、乾癬 ウルソ で検索してみました。
他にも先生は同様の論文を書かれていますが、これ👇
内科からみた乾癬-その病態とUDCA治療効果-
こんなのあるんだと思いました。こんなのとは二つの意味で、一つは医学論文の存在(よく考えればあって当然なのですが経済や経営の分野でしか読んだことがなかった)で、もう一つは、まだそんなにネットに情報がなかった時代だったので、医学論文のような特殊な分野も素人がネットで見られるんだというものです。
そしてウルソが乾癬に効いたのは私だけではなかったこと、こうして医師がまとめて残してくれたのが本当にうれしかったです。乾癬は同じものでも人によって効いたり効かなかったりします。でもこれで私がたまたま効いたのではなく、病気の原因に繋がる可能性が出てきたこと、そして何より、訓練された無能力ではなく、ちゃんと患者をみてくれる先生がいるんだと思って、大げさではなく本当に希望が見えました。
埼玉医科大学名誉教授 伊藤 進先生、医学出版様、どう見ても売れそうにないのに出版してくださって、ありがとうございました。でも、まさかこんなことになるとは予想だにしなかったと思いますが。
また、先生が「内科からみた乾癬」とつけてくださったので、これも専門性の原則からくる官僚制の逆機能でセクショナリズムや視野狭窄、また、先生がシステムの中でおそらく権威とか上の方でなかったこともあり、埋もれている重要な情報だと思いました。
SNSを見ているとわかるのですが、おそらくほとんどの人は、埋もれているものはそれだけの価値しかないと思っています。そこが違ったのだと思います。
とりあえず肝臓に関係ありそうということで、考えてみました。確実に悪化するのは生理前と冬です。
生理→ホルモン→ホルモン焼き→肝臓
肝臓 ホルモン で検索すると、肝臓はホルモンを代謝していることがわかりました。(ネタじゃないです。私文の素人です)
これも小学校か中学校で習ったと思いますが、ホルモンは非常に微量で働く。50mプールにスプーン1杯くらい。なので、微量で全身に働くというイメージがあって、その働き方が乾癬にも関係していると思っていました(一般的にもそう思われているようです)が、そうではなくて、何か肝臓に負担がかかっているのでは?と思いました。
冬(北半球の寒いやつ)
現代の医学では一般的に、冬に悪化する理由は、日光に当たる機会が少なく乾燥しやすいから。逆に湿度が高く日差しが強い夏には軽快するとされています。
出典:乾癬.com 気候
ここで私は気温なのではないかと思いました。夏は暑いから軽快して冬は寒いから悪化する。
そこで 体温 肝臓 で検索すると、肝臓は体温調節機能もあるらしいので、これも何か関係あるのではないかと思いました。例えば寒い冬になるとより肝臓に何らかの負担がかかるとか。(そうすると温泉でよくなるというのも体温が上がったからだと考えられる)
以上のことから乾癬と肝臓は関係あるに違いない。でも、そもそも肝臓って何なのかよく知らなかったのでWikipediaで調べてみました。一般的なマスコミ等の刷り込みのイメージで解毒作用とか飲酒すると負担になる程度の知識しかありませんでした。
一応ざっと読んでみましたが、素人なので当然ですが、なんとなくしか、わかりませんでした。ほとんど流し読みしました。ただ、なんとなく気になったのは、最後の方の肝移植の項目でした。
肝臓は再生能力が強い。
再生…再生って何?
再生?
そこで、肝臓の再生について調べてみました。
え…これ、乾癬の病態とそっくり。
乾癬の病態 良くなったり悪くなったりを繰り返し、慢性的な経過をたどる。原因不明。
肝臓の性質 破壊と再生を自律的に繰り返し、その状態が見えない(現代の医学で捕捉できない)のだとしたら。
おそらく、乾癬の病巣は肝臓であり、現代の医学では指標がない(ASTやALT、γ-GTPではない)何らかの破壊と再生を繰り返しており、それがそのまま憎悪と寛解を繰り返す波になっているのではないかと考えました。この時は、すごく小さい細胞が破壊と再生を繰り返しているのかなと思いました。肝臓の何分の一かがなくなって再生しているというわけではなく、全体が再生するなら、その構成要素の部分的な再生も可能であるはずということです。全血献血と成分献血のようなイメージ🩸
何を言ってるのかわからないと思いますので、少し解説します。まず、Wikipediaから、肝臓は人の体で最大の臓器であり、色々なところに影響を及ぼしている、あと、一部に損傷があっても症状に現れにくいということは、総じてよくわかっていない臓器なんだなと思いました。そしてこのように再生力の強い臓器は他にない。
原因不明の難病ということは、現在の指標の中で正常とされている部分に間違いがあるか、未知の領域があるかです。他の方もそうだと思いますが、私も何か数値で異常が出ているわけではありません。でも何か異常が起こっているから皮膚に症状が出ているわけで、それを疑うことになります。
なので、肝臓に何か現代の医学ではわからない部分があって、それが良くなったり悪くなったりするのが、そのまま原因不明の乾癬の波になっているのではないかと考えました。
つまりこういうこと
なぜなら
少し調べていただければわかりますが、乾癬と肝臓が関係があるのではないかという論文や報告等はたくさんあります。(素人なのと細分するメリットもそんなにないので、ここでは論文で統一します)
でもこのような仮説を言っている人は誰もいないので、なぜかな?と考えました。多分日本の教育と社会システムが、権威主義で前例に従って単純な選択肢を選ぶ問題を解くだけに特化しているからです。もちろん、全部が全部ではないですが、基本的にそういう官僚制システムだと思います。世界中で誰も言っていないのは基本的に医療システム自体が官僚制だからだと思います。まぁ社会全体がそうなのですが。
イラストが製造業しかなかったのですが、基本的にホワイトカラーも同じです。元の画像を左右反転しています。
なので、おそらく自分で問題を設定し直すのが不得手だったり、あるいはほとんどの人がそういう発想がないのではないかと考えました。問題設定とは「It’s Media」のように枠組みを変えるということです。
枠組みを変えることによって、当然答えも変わってくる。枠組みをうまく変えれば、すっきりと説明できるようになるのに、それがうまくできない。細分化して分析するのは方法の一つでしかないのに、そればかりになってしまうのかなと思いました。
一応加えておきますが、もちろん過度な細分化が意味のないものであったり、逆に後になって役に立ったりすることはありますので一概には言えないのですが。
例えば、乾癬の原因と結果を考えるときに、まずは、効果のあったものだけを集めて共通項を探そうとすると思います。(日本のテストや作業を思い出してください)つまり最初に「自然に治った」というものは除外されてしまう。「自然に治った」と「だんだんとよくなった」すら分離されている可能性すらある。でも、私はここがすごく気になっていました。人によっては、嘘のように自然に治って消えてしまうのはなぜなのか?
でも、枠を狭めるのではなく、拡大してアングルを変えるだけですっきりと説明できようになる可能性はあるというかんじかなと思いました。とにかくパターンがつかめないのが原因不明の難病になっている理由なのですが、それを含めてこうすると筋が通ってしまいました。
これは医療に限らず、様々な問題に言えるので、イメージしやすいと思います。そもそも、えっ、そこが論点なの?みたいな議論やコメントがあふれていますので。
アトピー性皮膚炎の脱ステロイド・脱保湿療法に関しても、阪南中央病院の脱ステ日記という漫画を読んだ限りですが、ここで「自然治癒力」と言われているものは肝臓の再生力・回復力なのではないかと思いました。
乾癬の薬にシクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)というのがありますが、これはもともと肝臓移植の際に使用したら、劇的に効いたのがきっかけらしいのは…多分…
私の至らなさのせいで、表現が分かりづらかったり、誰かを傷つけてしまったりするようなことがあれば大変申し訳ございません。改善できそうなところは尽力いたしますが、多分そのうちに頭の良い人たちが解説してくれるようになると思うので、しばらくお待ちください🙇♀️