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#20 就職氷河期世代ひきこもり私文素人の乾癬貧乏自己実験

 自己実験という言葉を初めて知ったので使ってみました。(ネタじゃないです。私文の素人です)

 乾癬もアトピーも生物学的製剤が登場するまでは、標準治療ではない、民間療法、代替療法、脱ステ、自己実験等を行っている人がたくさんいましたが、現在はネットで見る限りでも、だいぶ減りました。何で生物学的製剤使わないの?貧乏なの?使えないのは、努力不足!自己責任!と言う人もいる状態です。
 大手企業や公務員には付加給付というものがあって、実際はかなり安く使えるというのをこの時に知りました。保険組合によって異なりますが、厚生労働省が指導する金額は1人1ヶ月の自己負担を25,000円としているので、2か月ごとに使用するとすれば月に12,500円なので、払えない額ではない。まとめて処方してもらったり、受診の仕方によってはもっと安くできるようです。「努力して慶應入って大企業に就職してよかったー、生物学的製剤を使えないのは自己責任じゃない?」みたいな就職氷河期世代ならよく見るような書き込みでした。(この辺りはもっと書きたいのですが、話がそれてしまうので、こちらも後述する予定です)
 でも、最近の高額療養費引き上げ案にもみられるように、このような高額な薬剤がどんどん出てくるのと、超少子高齢化が進む日本では、現行の保険制度を維持するのは難しいのではないかとずっと思っていました。そもそも失われた30年を通り越して衰退していく日本で、先進国が使用するような高額な医療が受けられるのかも疑問。しかも、病気の原因は依然として不明のままで、対症療法だし。それに現行の高額療養費制度でもやっぱり治療費が高くて生活が厳しいと思っている方は結構いますよね。


2022年

 確実にブレイクスルーはしたけれど、あともう少し調整がいるなと思っていました。
 科学の3条件は、実証性(自分の仮説を実験などで確かめる)、再現性(条件を変えて実験を繰り返し同じ結果を得られる)、客観性(実証と再現によってより多くの人に承認される)です。

 この場合は、まず再現性が重要です。ネット上では、標準治療以外で、あれが効いたこれが効いたという書き込みが、以前よりは減ったとは言え、たくさんありますが、再現性がなければ客観性まで進めません。もちろん薬なので、全員に効くというわけではないですが、できるだけ多くの人で再現できなければならない。そのためには、もう少し安定させる必要がある。
 他の実験と違うことは病態解明に近づいてる点です。たまたま何かが効いたというものではない。再生力が強くて、良くなったり悪くなったりしている肝臓に作用した。たまたま効いたのはよくなったタイミング=「肝臓が再生した」という可能性が高い。飲酒、喫煙、睡眠不足、食生活、特定の薬剤など、おそらく肝臓に作用しているのです。

真ん中=乾癬の原因=肝臓

 懸念していた点のうちの一つは、イデベノン⬇が強い時があることです。気分が落ちたり、だるくなったり、その後に乾癬の悪化がきます。ブレイクスルーはしたので、もう細かい乾癬がたまに少しぶり返すくらいでしたが、ここをカバーできるようになったら発表しようと思っていました。

 イデベノン⬇が強いのでユビデガレノンにしたらミラクルが起こらない。そこでイデベノンを減らしてみました。ピルカッターで割れるのは0.25が限度なので、回数を減らしました。以下、大体1~2ヶ月くらいの期間で実験しました。

(重要度の変更。イデベノンとコレキサミンの間にリバオールで爆発が起こるかんじ。ビタミンCはおまけ)
イデベノン      0.25  0   0 
リバオール      0.25  0   0.25 
コレキサミン             0.5    1   0.5
ビタミンC「2000」   1       1     1
イデベノンは朝夕の2回でいいので、タイムリリース(徐放性製剤)的なものなのかなと思って、回数を減らしてみましたが、効果は落ちました。ビタミンC「2000」を増やしてみても、それを補うことはできませんでした。途中でウルソ(0.25 0 0.25)を足してみましたが、特に変化はなかったような気がしたので、やめました。

イデベノン      0.25  0   0.25 
リバオール      0.25  0   0.25 
コレキサミン             1       0.5   1
ビタミンC「2000」   0.5    1   0.5
まだ弱い。生理後の貧血が辛い時と軽い時があったので、これも調整できるのではないかと思っていました。

イデベノン      0.25  0.25  0.25 
リバオール      0.25  0.25  0.25  
コレキサミン             1       0.5    1
ビタミンC「2000」   0.5    1    0.5
乾癬は薄くなってきました。やはり3回にした方がいい。

イデベノン      0.25  0    0.25
リバオール      0.25  0.25  0.25  
コレキサミン             1       1    1
ビタミンC「2000」   0.5    1    0.5
でもやっぱりイデベノンが強いので、2回にしてみたけれど、弱い。イデベノンとリバオールは一緒に飲まないと爆発が起こらない。イデベノンはタイムリリースなので、2回目(昼)はまだ効果が続いているかもと思ったけれど、無理でした。

イデベノン      0.25  0    0.25
リバオール      0.5    0.25  0.5  
コレキサミン             1       1    1
ビタミンC「2000」   0.5    1    0.5
イデベノンの調整は限界だったので、リバオールを増やしてみましたが、イデベノンに対してリバオールを多くすると頭がもわっとしたり働かなくなりました。前橋賢先生はビオチンの血中濃度を一定にするために一日に3回飲むと書いていましたが、それは無理なのでは?と思いました。たぶん、正確には一定の有効範囲内で上下するのを目指すのではないかと思いました。

色々試してみましたが、現時点での最善はこれかなと思いました。
イデベノン      0.25  0.25  0.25
リバオール      0.25  0.25  0.25  
コレキサミン             1       1    1
ビタミンC「2000」   0.5    0.5  0.5
イデベノン:リバオールは1:1で3回。コレキサミンはマックス。ビタミンC「2000」は以前から、肝臓がよくなれば、減らしてもいいと思って減薬していたので、0.5にしましたが大丈夫でした。血中濃度を一定の範囲内で上下させるには、同量を一定の間隔で飲んだ方がいい。分量を変えてみたのは、効果が安定しなかった。ブレイクスルー後は、生理周期で細かい乾癬が少しぶり返してまた消える程度になったので、まあいいかと思いました。標準治療の生物学的製剤も完全に消えるケースがほとんどというわけでもないらしいし。あとは、たまに上咽頭が急激に乾くのとニキビはまだ少しできる時がありましたが、完璧になくすのは難しいし、許容できる範囲と判断しました。これで真冬の耐久テスト?を待つことにしました。(˘ω˘)スヤァ…

気になっていたこと

 この年に、たまたまニュースで見て気になって、軽く調べたりしていたことや思いついたことなどを箇条書きで簡単にまとめておきます。

  • 東洋医学、漢方は肝臓に似ている。自律神経やホメオスタシス(恒常性)は肝臓の働きなのではないかと考えていました。

  • オートファジーが抑制されると脂肪肝の病態が悪化する。 肝臓、腸

  • 人工甘味料と肝臓 ビオチン療法(#11)の時に、人工甘味料は腸内環境を悪化させるのだと思ってやめましたが、直接腸内環境に作用しているのではなく、(作用している部分もあるのかもしれませんが)やはり主に肝臓に悪かったのだと思いました。

これも、間に肝臓の要素が入ると思うんだよな。人工甘味料ー肝臓ー心臓病と脳卒中のリスク

肝臓から複雑系が始まっているはず。(それ以上はまだわからない)

  • たぶん従来の医学のビタミン欠乏と違う栄養素の欠乏が出ている。ビタミンCが欠乏→壊血病→ビタミンCを摂取すれば治るのような大航海時代の医学ではない、栄養素の欠乏がおきている。なのに、ずっとそれに何もかもあてはめて考えている。ある病気の原因は、ビタミン○、亜鉛、マグネシウム、ミネラルの不足!みたいな記事やサプリの広告、書き込みはたくさんありますが、欠乏されているとする栄養素を摂取しても治らないですよね。その現象(病気)自体は昔から起こっていて、解釈が違うのだと思います。これも肝臓があやしい。リバオールでミラクルが起きたし。


 最後に、前回と今回は短かった(ブレイクスルーの部分は詳しくやりたかった)し寒くて乾燥する季節なので、全身に使えるおすすめのクリームを紹介させていただきます。べたつかなく、しっとりするし、メンソレータムっぽい匂いもすぐに飛ぶので、老若男女問わずお使いいただけると思います。化粧水のように手で温めてつけるとすごくなじみます。他にもユースキンシリーズはおすすめです。よかったら、チェックしてみてください。

2022年おわり 2023年につづく


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