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#11 ビオチン療法+✨🔶🔸U🔸🔶✨ (2013年~2017年)


2013年

 初めて飲んだ翌朝は、シェーグレン症候群には、わずかでも効果があるとはっきりと実感しましたが、そのうちに、今思えば、良くなったり悪くなったりを繰り返す“乾癬の波”と同じようになりました。もちろん乾癬に関しても同じです。でも、長期でだんだんと効いてくるというので、とりあえず続けていました。

 あと、この頃は、シェーグレン症候群の乾きとだるさが辛く、特に喉が渇いて痛かったので、水筒を持ち歩いていました。

 生理後のだるさは貧血かなと思ったので、ファイチを飲んだら体が楽になったので、生理の終わりくらいから1週間前後のみ、飲むようになりました。マスチゲンSはだるさがとれなかったのでお試し用を使い切ったのみで、以後はずっとファイチを飲んでいました。

並行して飲んでいたサプリ(別々に飲んだり、一緒に飲んだり、時々)

亜鉛 DHA ヘム鉄 マルチビタミン


2014年 

 体に影響はしているけれど、乾癬がいまいち治りきらないので、ミヤリサンの量を増やしてみました。ビオチン療法(治療)では40mg×3回/日ですが、ミヤリサン630錠(廃盤)だと、15歳以上は60mg×3回/日だったので、その量まで増やすと更に効いている感じがしたので、しばらく続けました。

 ビタミンCをサプリからビタミンC「タケダ」(現・ビタミンC「2000」)にしたら、やはり医薬品の方が抜群に効いて効果が底上げされた感じがしたので、以後のビタミンCはこれになりました。

 ビオチンは色々なメーカーを試してみましたが、これといった違いは感じられませんでした。

並行して飲んでいたサプリ(別々に飲んだり、一緒に飲んだり、時々)

マルチビタミン カルシウム ビタミンE ヘム鉄 コエンザイムQ10

2015年

 ビオチンサプリ15mg 強ミヤリサン270mg ビタミンC「2000」1000mgに増量しましたが、やっぱり治りきりませんでした。

 そこで遅まきながら、ビオチン療法の提唱者である前橋賢先生の著書を読んでみることにしました。ネットだと情報が伝言ゲームのように変わってしまったり、何か見落としがあったりする状態で拡散されてしまうので、原典に当たるのは大事です。そもそも、もっと早くビオチン療法を始めた時には読むべきだったのですが、この頃はまだ働きたいと思っていて、求人に応募したり、簿記などの勉強をしていました。ほとんどの方がそうだと思いますが本業ではなく、空いた時間で少し調べて試してみる程度でした。

ざっとまとめます。

本書の主張

1.掌蹠膿疱症の患者ではビオチンが欠乏しているために代謝障害が起こった結果、免疫機能に異常を生じて病気が発症しているので、ビオチンを補充すれば正常化して病気が治る。(P144)

2.ビオチン欠乏を発症する原因(P43)

研究概要

1.掌蹠膿疱症の患者の血清ビオチン濃度が低下していた。(P44)

2.ビオチンと一緒に活性酪酸菌生剤(ミヤBM)を投与すると血清ビオチン濃度は高濃度を保てる。(P48)

3.患者の血清中のビタミンC濃度が健康者の1/2しかなかった。ビタミンCは免疫機能を正常化するのに必要なので加えると、ビオチンの免疫機能の改善がより促進された。(P48)←ここがネットで広がっている情報だと、「ビオチンの吸収をよくするため」などになっていて、正確ではありませんでした。

私の感想

 本当に素人の素朴な感想なのですが、理科の自由研究みたいだなと思いました。科学研究というのはもっと高価な設備装置や特殊な薬剤を使って、高度なロジックで組み立てるものだと思っていたので、そのギャップに驚きました。設備装置は、そこそこの病院や研究施設ではありそうだし、薬剤も普通の処方薬だし、ロジックも素人に理解できるものです。誤解を恐れずに言えば、ありあわせのもので行った研究のように見えました。それでも、ここまでの研究ができるのなら、私もできる範囲でできるだけやってみようと思いました。(ここが変なのかもしれません)

素人の素朴な疑問

 というわけで、そういう感じで読んでみました。

1.掌蹠膿疱症の患者の血清ビオチン濃度が低下していた。(P44)←わかる

2.ビオチンと一緒に活性酪酸菌生剤(ミヤBM)を投与すると血清ビオチン濃度は高濃度を保てる。(P48)←まぁわかる

3.患者の血清中のビタミンC濃度が健康者の1/2しかなかった。ビタミンCは免疫機能を正常化するのに必要なので加えると、ビオチンの免疫機能の改善がより促進された。(P48)←なぜ?🤔

🍋🍋‍🟩🍒なぜ、患者の血清中のビタミンC濃度が健康者の1/2しかなかったのか?🍊🫐🥝

 ビタミンC「2000」を摂取すると、確かにビタミンCの不足症状(肌の乾燥、だるさ、歯肉の腫れ、免疫力の低下など)が緩和されるので、私はビタミンCが不足しているのだと思います。

 では、なぜビタミンCが不足しているのか?私は小学生の頃に家庭科の授業で以下のように習いました。現代(90年頃)の日本人は普通にバランスよく食事をしていれば栄養が不足することはない。教科書にもちゃんと書いてありました。日本人の食事摂取基準(厚労省)によると、ビタミンCは2000年にそれまでの50mgから100mgに変更されていますので、当時は50mgだったのだと思います。

 食事記録を見るとビタミンC100mgは摂取しているし、そもそもビオチン療法でビタミンCサプリ1000mgも摂取していました。サプリが効かないとしても食事で摂取したのに不足している状態なのはなぜなのか?

 もしかして、ビオチンとビタミンCは独立して不足していたのではなく、ビオチンもビタミンCも不足していたのではないか?腸に問題があって、両方の吸収低下が起こっているのではないか?と仮説を立てました。

 ここから腸内環境説に傾倒するようになります。世間で「善玉菌」とされている乳酸菌がよくないとされていたので、意識して避けるようになりました。一部の薬剤はビオチンの吸収を妨げるというので、ビオチン以外のサプリも全て止めました。喫煙はもともとしていないし、お酒も付き合いで飲むくらいだったので、ひきこもりだとほぼ飲酒はしません。このように、とりあえず、本に書いてある注意点を厳密に守ってやってみることにしました。

2016年

 腸内環境が悪いのでビオチンが吸収不全になっているという仮説に基づき、腸内環境をよくしようとしました。

 ミヤリサンを飲むと体調がよくなるので、すごいなと思って、「ミヤリサン」で検索していると、ミヤリサンU(現・ミヤフローラEX)を見つけました。純粋に高い方が効くのかな?と興味を持ちました。ミヤリサンアイジA(現・新ミヤリサンアイジ整腸薬)のビタミンB2とB6はサプリ等で飲んでいたので、ウルソデオキシコール酸の方を調べてみました。

 「酸」とつくから怖いなと思いましたが、元々体の中にある胆汁酸の一種で消化をよくしてくれて、副作用としても軟便や下痢くらい(おくすり110番のサイトが見やすいです)だし、処方薬だと一日に900mgも飲んだりするらしいので、それにくらべれば少量なので試してみようと思って、1個買ってみました。

 最初は、ミヤフローラEX50mg+ミヤリサン10mgから初めて、少し気持ち悪いので、失敗したかなと思いました。(生理前1週間前だったからかもしれない)でも、とりあえず1個購入した分だけ飲んでみようとがんばりました。すると次の月の生理が始まると、びっくりするくらい乾癬が消えてきたのです。あれ?これ治っちゃうのかなと思いましたが、しばらくするとまた出てきて希望は打ち砕かれました。

 ビオチンサプリは色々試していましたが、KAL社のタイムリリースが一番よくて、8時間ごとに1日3回飲むとだるくならないで、ビオチンが続いている感じがしました。

 ハイシー1000タケダ(現・アリナミン製薬ハイシー1000)を試してみましたが、飲んで数時間後にだるくなりました。ビタミンC「2000」と違うのは、人工甘味料アスパルテームなので、そのせいかなと思って食事記録を見直したら、だるくなる前にはそれが含まれる食品を口にしていたので、控えるようになりました。

 基本的に冬に悪化するのですが、夏も同様に悪化するときがあるので、正確には季節が原因とは断言しづらい状態でした。夏にだるくなって悪化すると、ご先祖様の霊👻が…と本気で思ったこともありましたが、食事記録を見直すと夏はよく置き換えダイエットをしていたのです。調べてもらえばわかりますが、置き換えダイエット食品や美容ドリンクはほぼ人工甘味料が入っています。アスパルテーム、L‐フェニルアラニン化合物、アセスルファムKの3つがよくセットになっていますが、これが辛かったです。霊👻ではなく、これが原因だったのだと思って避けるようにしたら、あのだるさと悪化はなくなりました。

 今のように人工甘味料は危険という記事がたくさん出ている時代ではなく、まだほとんどの人が認可されてるから大丈夫でしょという風潮でした。この辺りで、体がだるくなってから乾癬が悪化するという流れが明確にわかってきたような気がします。

 とにかく、ミヤフローラEXとビタミンC「2000」がよく効きました。

 最終的には、1日に、KAL社のタイムリリースビオチン15mg ミヤフローラEX450mg ビタミンC「2000」3000mgまで増やしましたが、やっぱり真冬に悪化しました。

2017年

 年末年始くらいの真冬に悪化して、違うやり方を考えるという流れになりつつありました。

 昨年の実験を見直してみると、ミヤフローラEXが驚くほどよく効きました。普通のミヤリサンが意味がないくらいに。

ウルソは乾癬に効いてる
(解説:ウルソの消化促進機能ではなく、ウルソ自体・他の機能が効いているのではないかと解釈を変えた)

そこで、 乾癬 ウルソ で検索してみました。

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