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Amazonでレビューしたものです。
1.英語の勉強を再開して
人生で何度もやってはやめてを繰り返している英語の勉強を最近再開しました。
来月TOEICを受けて結果を見て、自分のレベルを確認して、今後はまた検討していく予定です。
とりあえず今は英単語をやっています。
今までキクタンをやっていたので、それを再開しました。
ほぼほぼboocoで流し聞きですが。
2.英単語の語源学習
キクタンの他に、英単語の学習で、語源学習というのを始めました。
(以下引用の再掲です)
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日本語なら、同じ音でも漢字によって意味があり、部首の組み合わせである程度意味や読みが推測できることが多いです。
一方英語はアルファベットの羅列で、一見全く意味のない組み合わせに見えてしまい、英単語は全部丸暗記しないといけないのかな、と思ってしまいます。
しかし、実は英単語も組み合わせでできているのだそうです。
それが、語源で、単語の「接頭辞」「語根」「接尾辞」の3つの部分です。
それぞれ単語内での意味があり、他の単語にも共通していることからから、それぞれの語源を覚えることで、英単語が覚えやすくなったり、新しい知らない単語でも意味が推測できます。
英語の辞書をひくと、単語が・で区切られていることがあると思います。あの区分がこの3つの部分ですね。
例えば、distributionは、dis・tribute・ionに分けられます。disは方向を表して「〜から離れて」を意味する接頭辞、tributeは「与える」「分ける」を意味する語根、ionは明子を作る働きの接尾辞。
もちろんこの3つに分かれない単語もありますが、この語源を覚えることで丸暗記から抜けられ、英単語を多少理屈で理解しやすくなるようです。
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何冊か語源の本を読んでみたのですが、
ついでに辞書も手に入れてしまいました。
流して読むというよりも、気になった英単語を調べる用ですね。
3.目次
はじめに ⅰ
訳者はしがき ⅲ
凡例 ⅵ
主な参考文献 ⅷ
シップリー 英語語源辞典 1-692
Appendix Ⅰ 頻出用語の解説
Appendix Ⅱ 音推移
Appendix Ⅲ 言語の起源をめぐる理論
Appendix Ⅳ 本書で使われている主な言語名と解説
Appendix Ⅴ 二重語
Appendix Ⅵ 固有名詞から生まれた言葉
Appendix Ⅶ 人名の語源と意味
4.ひたすらに語源について
著者はジョーゼフ T.シップリーという外国の方です。
語源研究をされている先生なんだそうです。
外国の方でも語源を当然のように知っているわけではないようで、元々は英語圏の人用に書かれた語源の辞書になります。
原典は1945年なんだそうで、欧米は戦争中に余裕だったんだなと思います。
それを日本の方が翻訳されて、2009年に出版されました。
例えばdistractionはこんな感じです。
やっぱりどんどん派生していっていくようです、語源学習。
また、時代の影響なのか作者の趣味なのか、読むと文章も割と面白いです。
5.舟を漕ぐ
皆さんは、舟を編むという小説をご存知でしょうか?
三浦しをん氏による小説で、出版社を舞台に1冊の辞書を編纂するお話です。
こう紹介すると非常に地味な印象を受けられると思いますが、どうしてどうして辞書を作り、言葉を大事にするというドラマを描いた素晴らしい話です。
今までに漫画化アニメ化ドラマ化もされており、今度はNHKで再度ドラマ化されました。
私は前のドラマが好きでしたね。
加藤剛が好きなので。お奉行様。
辞書を見るといつも、この、舟を編むを思い出します。
この1冊の辞書が途方もない労力と時間と思いをこめられて作られているのだと、しみじみします。
この辞書の舟に乗って、多くの先人たちの残した歴史と言葉の海に船出をしていきたいと思います。
よろしければこちらもどうぞ〜