黒執事 14巻 【ネタバレありマンガ感想文】 寄宿学校編はこの巻からスタートです!
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Amazonでレビューしたものです
1.祝アニメー寄宿学校編ースタート!
黒執事アニメ・8年ぶりおめでとうーーー
豪華客船編の映画の次は、寄宿学校編です。
連続殺人事件はやらないようですね。まあその前もアニメはほぼオリジナルでしたからねえ。→すみません、やってました。。なんで見てなかったのかしら、、?
制作は、今までずっと制作していたA-1 Picturesから、今回CloverWorksに変わりました。CloverWorksは、もともとA-1 Picturesの事業内容を一部会社分割する形で株式会社として設立されたそうなので、スタッフは引き継いでいるのでしょうか。
メインの声優さんも変わっていないようで何よりですーー
(タナカさんは、、、涙)
2.黒執事とは、その魅力
黒執事とは、枢やな(とぼそやな)先生による漫画です。2006年から長期に連載が続いています。大変人気があり、アニメ化も何度もされ、実写映画化、舞台化もされています。
19世紀末のイギリス・ヴィクトリア朝が舞台です。
主人公は、シエル・ファントムハイヴという13歳にして伯爵を継いた少年と、彼に使える完璧な執事のセバスチャン・ミカエリス。
ファントムハイヴ家は、「女王の番犬」という裏の役割を持っていて、裏社会の問題を扱い処理してきた一族でした。シエルもその役割を背負って行動をします。
そのため、命を狙われることも多く、2年前にファントムハイヴ家は何者かに襲われて先代夫婦は殺害され、シエルも1ヶ月誘拐監禁されていました。
そしてセバスチャンの正体は悪魔であり、シエルに従いその望みを叶える代わりにその魂を得るという契約を結びました。彼を救いだして、執事として仕え、行動を共にしています。
その二人が、大英帝国華やかなイギリスの裏の問題に立ち向かいつつ、シエルの敵を探っていくという物語です。
黒執事の魅力①:とにかく美しい絵柄
シエルもセバスチャンも、本当に綺麗なんですよねえ。
格好いいというか、美しんですよーーーこれが。
イギリス貴族のマナーハウスや、ロンドンの街並み、貴族の服装に庶民の服装を美しく描かれています。
黒執事の魅力②:長きにわたって伏線の張り巡らされたストーリー
もう18年にも及ぶ長期連載のため、結構話を忘れがちなのですが、もともとこの話はシエルの敵討ちが目的です。それに女王の番犬としての役目が絡んで物語が進んでいきます。
びっくりするぐらい前から、作者は伏線を張り巡らされているので、要チェックです。
黒執事の魅力③:魅力あるキャラと緊張感のある人物関係
シエルとセバスチャンも素敵ですが、それ以外にも屋敷の使用人たちや、インドから来た王子、従兄弟の許嫁家族、、、等々濃いキャラが続々と登場してきます。
こんなやつ当時いないだろう、というのはご愛嬌でし、悪魔に死神といった人外の存在も魅力的に暴れまくっています。
また、シエルとセバスチャンの関係も、信頼し合った主人と執事、ではなくて、悪魔とその契約者という一面もあり、決して馴れ合いだけでない緊張感が素敵です。
以上、1巻からずっと読み続け、アニメも観てきた1ファンの魅力分析です。
ぜひ、皆様もこの美しくも残酷な世界にハマっていただきたいと思います。
3.豪華客船編決着〜イースター〜寄宿学校編開始
①豪華客船編の決着
基本的に女王の番犬の事件の解決ごとに「○○編」となっており、この巻は10巻から始まった豪華客船編の決着がつきます。
前の巻で、葬儀屋が実は離脱した死神だと判明、さらに、豪華客船内に蔓延り人を襲って喰らう死体=歪んだ肉人形を作ったのも自分だと葬儀屋は告白。カンパニア号は氷山にぶつかって浸水を始め混乱の極みの船内で、グレルとロナルドの死神と悪魔のセバスチャンとの三つ巴の戦いに。葬儀屋はデスサイズを操って両者を圧倒し、セバスチャンにデスサイズを突き刺して、走馬灯を呼び起こします。
蘇るシエルとの出会い。
悪魔を呼び出す集会から彼を救いだし、共に鍛錬を重ねて伯爵と執事になった二人の日々が思い出されました。
葬儀屋は逃亡し、セバスチャンとシエルは歪んだ肉人形を掃討して、夜明けを迎えます。
②イースター
日本にはあまり馴染みのないお祭り:復活祭。十字架にかけられて死んだイエス・キリストの3日後の復活を祝って行われる春のお祭りだそうです。
閑話休題といった感じの1話の日常話です。
イースターを祝おうとシエルの家にやってきたリジー。
卵を使ったゲームで、主要メンバーが競い合う、楽しい話になっています。
が、そこは黒執事。
リジーがシエルの違和感に内心で疑問を抱きます。
さらに、女王の執事のWチャールズはゲームの後にラブレターを渡します。
③寄宿学校編スタート
最後の1話は寄宿学校編の開始になっています。
イースターにかこつけた女王からの手紙で、女王の従兄弟の息子が寄宿学校から戻らず、他にも戻らない生徒がいるようで、シエルが調査することに。
ウェストン校に、シエルは生徒として、そしてセバスチャンは寮長として潜入し、他人のふりをしつつ生活して探っていきます。
ウェストン校は貴族の息子の入る名門寄宿学校で、伝統を重んじ、真の英国紳士に育つ教育がなされ、外部からは隔離され独立した組織となっています。
そして生徒は、「深紅の狐寮」「翡翠の獅子寮」「紺碧の梟寮」「紫黒の狼寮」の4つの寮に入って生活をします。それぞれ監督生がおり、4Pと呼ばれ学園を仕切っています。
雰囲気としては、ハリー・ポッターですね。
元々のイギリスの寄宿学校をどちらも手本にしているのだから、似て当然なのでしょうけど。
珍しく年相応の言動をするシエルが新鮮です。
アニメの第1話がこの話でした。
すっごく絵が綺麗でしたねーーー
アニメならではの変更もあって!
楽しみですーーー
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