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週刊東洋経済 2024/7/13号(アニメ・エンタメ帝国の覇者 集英社、講談社、小学館の野望) 【読書感想文】 世界に羽ばたけ日本の漫画アニメ

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Amazonでレビューしたものです

世界的ブームが続く日本のアニメ・エンタメ。3兆円規模の経済圏に君臨するのが、漫画原作を供給し、IP(知的財産)の創出源となる大手出版社だ。集英社、講談社、小学館は今、何を考えているのか。非上場会社ゆえに謎の多いビジネスの奥の院を解剖する。

【特集】アニメ・エンタメ帝国の覇者 集英社、講談社、小学館の野望
Part1 エンタメ王の野望
出版大手がIPブームで大変貌 日本エンタメの殿上人に [図解]マンガ・IPで出版社はこんなに儲かる
逆風の5位以下出版社で続々と… どう出る? 窮余のマンガ参入
(集英社) IP最強企業の葛藤 総合エンタメ化の遠い道
「ドラゴンボールマネー」めぐる熱狂と混沌
[インタビュー] 『ジャンプTOON』統括編集長 浅田貴典
[インタビュー]集英社ゲームズ執行役員 森 通治
(講談社)マンガ、IPに全力 野間氏「超出版」戦略の光と影
[インタビュー] DONUTS 代表取締役 西村啓成 「雑誌はIPとして見れば復活余地」
(小学館)ライバルに劣勢 4代目当主に待ち受ける難路
『セクシー田中さん』問題、同業者が語る本当の論点
ライツからイベント、保育園、刑務所までの何でも屋 小学館集英社プロダクションの正体
[インタビュー] 小学館集英社プロダクション顧問(前社長) 都築伸一郎
同じようで異なる給料・社風 3大出版社のキャラクター図鑑

Part2 ヒット作の舞台裏
ヒット作品の心臓部 「マンガ編集者」の実像
敏腕漫画編集者に聞く! 「ヒット」を生み出す編集の役割 コルクCEO 佐渡島庸平/サイバーエージェント STUDIO ZOON チーフエディター 村松充裕
(KADOKAWA)『リゼロ』で体得した IP価値最大化モデルの止まらぬ進化
[インタビュー] KADOKAWA営業宣伝グループ担当執行役員 工藤大丈
宝島社「身売り」説、新潮社「危機」説
縦読み漫画・ウェブトゥーン 始まった「日本勢の逆襲」
ビジネスパーソン必読 最新! 教養としての漫画10
『ワンピ』作者・尾田栄一郎伝説
「めちゃコミ」2800億円巨額買収が持つ意味
乗り遅れるな 「マンガ・IP」四季報


1.週刊東洋経済とは


週刊東洋経済とは、東洋経済新報社の発行しているビジネス雑誌になります。

東洋経済新報社とは、ビジネス書や経済書の出版社になります。

創刊当時は渋沢栄一の援助も受けたという老舗です。

株式会社についてデータ満載の四季報も出している出版社です。

こっちはとってもお世話になっております。

普段あまりビジネス雑誌を読まない私が今号は読もうと思ったのは、やはりアニメや漫画について書かれていたからです。

エンタメは楽しければいい、、とは思いますが、やはり人々の生活がかかった仕事で商売であり、収入に売上に利益が必要なビジネスであります。儲からなければ続けられないですし、ぜひ続けていってほしいので儲かってほしいと思います。

経済専門の同じく出版社が、他の出版社のエンタメの現在の経済状況についてまとめた内容になります。

2.3兆円の経済圏


”動画配信サービスの普及を背景に、海外マーケットの拡大が著しく、日本きっての成長産業と目されるアニメ。その市場規模は2022年に2兆9277億円と、ここ10年で2倍に膨張した。
この産業において、最も”おいしい”立ち位置にいるのが、集英社や講談社、小学館などの漫画部門を持つ大手出版社だ。”

3兆円。。。

見たことない金額に、イマイチ実感が伝わってきませせん。

市場規模とはある市場における売り上げの総額だそうです。

上のサイトのランキングでは、
卸売が107兆円の市場で、電気機器78兆円、金融65兆円、、、と続き、50位のゲーム業界が、5兆円の市場規模になります。
ゲームってすごいんですねえ。

出版業界は規模が減っているとはよく聞くものです。

こちらの雑誌では、アニメ化を通じて、2次利用が稼ぎどころになっていると記載されています。
IP=知的財産によって、莫大な実入があるのだそうです。

マシリトさんも言ってましたねえ。


3.集英社・講談社・小学館それぞれの課題


この号では、集英社、講談社、小学館についての特集です。
それぞれの経済状況に加えて、社内の問題点についても。
社長が変わったとか、、

考えてみればいずれも上場されていないので、社内状況とか売上高とかあんまり表に出て来なそうです。

なので売上データとか、人事の状況とか、風潮とか。
こういう内容はとても興味深かったです。


①集英社


そして、集英社といえば少年ジャンプ。
ドラゴンボールのゲームの売上、えげつないですなあ。
ドラゴンボールと鬼滅の刃で、国内だけで1兆円規模ってすごい。。
鬼滅ブームは本当に凄かったんですね。

元々小学館の子会社だったとは知りませんでした。
そして徹底したボトムアップに、ドラゴンボールの分裂騒動など、天下のジャンプも実は内部には色々あるんですね。鳥嶋さんもちらっと言ってましたなあ。

②講談社

講談社はあまり読んでないんですよね。
創業者一族から社長が変わったそうです。

社長の方針により今後を見据えて、何気に集英社より利益をあげているので、もしかしたらもしかするかもしれませんな。


③小学館

コナンとドラえもんですね、小学館といえば。

やっぱりセクシー田中さんの問題と対応は良くなかったと思います。


4.世界に羽ばたけ日本の漫画アニメ


私自身、漫画もアニメも好きなこともありますが、今及び今後の日本の経済で伸びていくのは、この分野ぐらいしかないのではないかと思っています。頑張って発展して外貨を稼いでほしいです。

しかし、やりようによっては、中国とかにあっという間に取られて抜かされてしまう危険も多そうです。
なので、この3社には競争しつつ協力して発展していってほしいですね。

もうひとつ心配は、こちらで出てきたように、縦読み漫画が主流になるのか?というものですね。日本語に合わせた今のコマ割りのままでは、世界的に受け入れられないのは仕方ないし、分業制の方が負担は減って広がって行きやすいかもしれませんが、作者の色というかポリシーや主張、芸術性は無くなってしまって、結局似たようなものばかりで尖らずに廃れてしまうのではないか、と心配しています。

私、異世界転生も溺愛ものも好きじゃないんですよね。なんの努力もしないでいい思いだけできるって、なんか都合良すぎてリアリティがなくて。世代ですかね。

また、よく話題になっているのは、アニメ業界の労働環境の厳しさです。
せっかく一大分野に育ったんだから、きちんと働いている人たちにしっかりお金が回ってほしいですね。やっぱりアニメになったから海外に漫画が広まったっていうのはあると思いますし。

そして、日本の文化や生活習慣が、世界に広まっていってほしいと願っています。


著者:週刊東洋経済編集部 (著)
ASIN ‏ : ‎ B0D5QTMSYG
出版社 ‏ : ‎ 東洋経済新報社; 週刊版 (2024/7/8)
発売日 ‏ : ‎ 2024/7/8
言語 ‏ : ‎ 日本語
ファイルサイズ ‏ : ‎ 50166 KB

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