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なくてはならないもの~UVERworldが教えてくれた生き方
私は幼少期から生きづらさを常に感じて生きてきた。
いつもそういう生きづらさを感じる心に深く刺さる音楽にすごく魅了されてきた。私には語彙力がないため、自分の気持ちと重なり合う歌詞を見るとすぐに反応し、曲全体を見ていく。私にとって音楽を作る人とは私の代弁者である。そして、私のその時の心情を表す曲をだいたい選んでいる。
そういう人を探すことにいつも嗅覚を使っているためか、テレビで流れた何気ないBGMやCMなど、脳が気になると思った言葉とメロディーはすぐにキャッチし、反応し、自分の中にインストールしようとする。
そこから怒涛の検索作業が始まるのだ。
生きるために何か精神的な支柱になる音楽を常に追い求め、自分の現状と重ね合わせて毎日聴き、生きることができている。
そんなふうにして、私の目の前に現れたのはUVERworldだった。
出会いはテレビから流れた3rdアルバム「PROGRUTION」のCM冒頭、
「いつだって愛で救われた事実を人は忘れられないんだ」
アルバムのリード曲「Roots」のイントロダクション、高らかに歌い上げるそのフレーズに声にその後の曲の流れに魅了された。
私はその曲を聴いた時からUVERworldのファンクラブに入る事に決め、LIVEに行くことに決めた。
それから、彼らの曲を遡る作業が始まる。
浮世CROSSINGの最後、
「Ah 素直に生きたいだけなのに複雑な時代だな」
同シングルカップリング曲
DISCORD(your voices mix)2ndアルバムBUGRIGHTに収録されているものより、新しい歌詞が追加されているこちらのカップリング曲の方が好きだ。
「鳴り止まぬディスコード、この世の中と上手くやれずに泣いた昨日も」
どれもこれも今の私である。私の鬱屈とした思いにきちんと言葉がつく。それは自分がどう思っているか明確になる事。私の想いは昇華される。自分で紙に書き写して、確認できる。私の単なる生きづらいとしか表現できない今日を言葉にできる、常にUVERworldの曲より歌詞を注目する理由はそこにある。
もちろん、かっこいいと思う曲だってたくさんある。
UVERworldは6人組のバンド。
歌詞を書いているのはボーカルのTAKUYA∞だ。彼の生き方にも学ぶ所はたくさんあるし、彼から出てくる言葉が彼の言いたいことや生き方そのものなのではないか?と感じる事もあるが、現代の生きづらい世の中でみんなが右往左往している中、彼が出す曲の歌詞は何かを提示したり、答えを見出したりするため音楽だなと私は思っている。
そして、私にとって生きる目的、トドメ、様々な問い、悩みの答えとも言える曲が現れる。
「Fight For Liberty」
という曲だ。訳すと自由のために戦うだろうか。
喜劇王チャップリンの独裁者という映画の最後の演説にも使われているフレーズだ。
FreeとLibertyの違いは、日本語ではどちらも「自由」と訳されるが、制約がないのがfreeで、制約や抑圧がある状態から掴み取る「自由」がlibertyだ。
人は色んなしがらみや思い込み、価値観に縛られて生きている。自分の枠を自分で外していき、いらない価値観を捨てて、自分を成長させていかないと、自由には生きられない。自分の人生というものを生きられない。好きな事などできない。
自分勝手に生きる訳ではない。
子供頃に生きるために培ったが、大人になった今ではいらない価値観はたくさんある。そういうものに縛られず自由に生きるために戦う(成長する)という事だと思う。そして、私の全ての悩み事に対する答えがこの曲の1部にある。
「生きるという全てのanswer」
全ての悩み事に対する答えに通づるものが、この歌詞1つに集約されている。
生きることただそれだけだ。
どんなに悩んでも、生き続けていくという事が最終的な答えだと思う。悩み事に対しての答えになってはいないが、生きる上での答えではある。
Fight For LibertyMV
UVERworldはアニソンの~と言われることも多いが私にはUVERworldに対して全くアニメのイメージというものはない。
私の中でUVERworldは完全なる私の代弁者のような感じである。
だから、音楽とはUVERworldとは私が生きていく上で必要なものであり、これから歩む道に彩りをくれるなくてはならないもの(what we need)
そして、やっぱり音楽はやめられない。
結構前の曲ではあるが、私にとっては精神的支柱になる重要な曲のひとつではある。