詩・姿勢 〜Underworld〜 - 322文字
輪廻
何かが足りず
足掻こうとも
藻掻こうとも
辿り着けない
何かが達成されず
その何かが
いつも分からず
色々手を出して
辿り着いた先は
スタート地点
そして時を経ても
満足は得られず
日々空を見上げ
自足を求める
最高の姿勢とは
一体なんでしょう?
道
常に問い続ける
品格とは何か
三つの入り口とは
何を意味するのか
思考の先に
秩序は有るのか
例え表現しようが
欲は尽きぬ
不完全な焦燥が
人生を焼き尽くす
偶には60点で
満足したい
体に縛られた
不完全な経験こそ
最も人間的な
人生の証
今ここ
未だ得られぬ
未来手にしたい
実際その時
更に未来へ
充足しない日々が
積み重なるのみ
評価されようと
更に評価される為
満足しない日々が
積み重なるのみ
今ここに
根を生やし
自己の統一を
多面的に
見据えていく努力
どうして怠ろうか