人体の雑学集
私たちの人体についての雑学を紹介します!
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胃酸は金属も溶かす!?
胃酸は、食べ物を消化するために胃で分泌される、非常に強力な酸です。 主成分は塩酸で、pH値(ぺーはーち)は1~2程度と、レモン汁や食酢よりもはるかに強い酸性です。そのため、薄い鉄板などを胃酸に浸すと、時間とともに溶けてしまうほどです。しかし、胃自体が胃酸で溶けてしまわないのは、胃の内壁が粘液と呼ばれる特殊な粘膜で覆われているためです。この粘液はアルカリ性で、胃酸を中和する働きがあり、常に分泌され続けていることで胃を保護しています。胃酸の強力な酸性の力は、食べ物の消化を助けるだけでなく、食べ物と一緒に体内に入ってきた細菌を殺菌し、感染症を防ぐ役割も担っています。このように、胃酸は強力な力を持つ一方で、胃自身を守る仕組みもきちんと備わっています。しかし、粘液の分泌が少なくなったり、胃酸の分泌が多すぎたりすると、胃の粘膜が傷つけられ、胃炎や胃潰瘍などの病気を引き起こす可能性があります。ちなみに、胃酸は金属を溶かすほどの強さですが、すべての金属を溶かせるわけではありません。金やプラチナなど、酸に強い金属は溶けません。
人の血管の長さは地球2周半もある!?
人間の体内には、動脈、静脈、毛細血管という3種類の血管が張り巡らされています。動脈は心臓から送り出された血液が通る血管で、酸素や栄養を全身に運びます。静脈は全身から心臓に戻る血液が通る血管で、二酸化炭素や老廃物を運びます。毛細血管は動脈と静脈をつなぐ、髪の毛よりも細い血管で、ここで酸素や栄養が細胞に届けられ、二酸化炭素や老廃物が回収されます。これらの血管をすべて繋げると、その長さはなんと約10万キロメートルにもなります。地球1周が約4万キロメートルなので、地球を2周半もする長さになる計算です。この途方もない長さの血管は、全身の細胞に酸素や栄養を供給し、老廃物を回収するという、生命維持に欠かせない役割を担っています。血管のほとんどは毛細血管で、全身の血管のうち、約95%(パーセント)を占めます。毛細血管は非常に細いため、1本1本は短いですが、その数が膨大であるため、全体の血管の長さに大きく貢献しています。また、血管の総表面積は、テニスコート約14面分に相当する約1,000平方メートルにもなります。心臓から送り出された血液が、全身を巡って心臓に戻るまでにかかる時間は、わずか約30秒です。このように、血管は、その長さ、表面積、血液循環のスピードなど、様々な面で驚異的な能力を持っています。血管の健康を維持することは、全身の健康維持に不可欠です。バランスの取れた食事、適度な運動、禁煙などを心がけ、血管を健康な状態に保ちましょう。
一生で分泌される唾液の量は、プール2つ分!?
人は、毎日意識することなく、大量の唾液を分泌しています。1日に分泌される唾液の量は、なんと約1~1.5リットルにもなります。そして、これを一生分(平均寿命まで)と考えると、約50~75トンという膨大な量になり、一般的な家庭用プール2つ分にも相当します。唾液は、耳下腺、顎下腺、舌下腺という3つの大きな唾液腺から分泌され、口の中を潤すだけでなく、様々な重要な役割を担っています。例えば、唾液に含まれるアミラーゼという酵素は、でんぷんを分解し消化を助けます。また、抗菌作用や洗浄作用を持つことで口の中を清潔に保ち、虫歯や歯周病を予防する効果もあります。さらに、食べ物を飲み込みやすくしたり、味覚を助ける役割も担っています。このように、唾液は私たちの健康に欠かせないものですが、その分泌量は、年齢や健康状態、ストレス、薬の服用など、様々な要因によって変化します。唾液の分泌が減ると、口の中が乾燥しやすくなり、虫歯や歯周病、口臭などのリスクが高まります。唾液の分泌を促すためには、よく噛んで食事をする、水分をこまめに摂取する、ガムを噛む、唾液腺マッサージをするなどの方法があります。 意識して唾液の分泌を促し、健康な口内環境を保ちましょう。
赤ちゃんの骨の数は、大人より多い!?
生まれたばかりの赤ちゃんは、約300個もの骨を持っています。これは、大人になると約206個になることを考えると、驚くべき数の違いです。赤ちゃんの方が骨の数が多い理由は、成長の過程で骨がくっついていくためです。赤ちゃんの骨は、大人よりも柔らかく、多くの部分が軟骨でできています。軟骨は骨よりも柔軟性があり、成長に合わせて形を変えることができます。赤ちゃんが成長するにつれて、これらの軟骨は徐々に骨に置き換わっていき、いくつかの骨は融合して1つの骨になります。例えば、頭蓋骨は生まれたばかりの赤ちゃんではいくつかの骨に分かれていますが、成長とともに融合して大人のような1つの骨になります。これは、出産時に狭い産道を通るために頭の形を変えられるようにするためです。また、仙骨や手足の骨なども、成長とともに融合し、より強固な骨格を形成していきます。赤ちゃんの方が骨の数が多いことは、出産を容易にする、成長を促進する、体の柔軟性を高めるなど、様々な利点があります。骨の融合は、一般的に18歳頃までに完了すると言われています。このように、赤ちゃんの骨の数は、成長とともに変化していくのです。
体の中で一番強い筋肉は「舌」って本当!?
舌は、食べ物を咀嚼したり、飲み込んだり、言葉を話したり、味を感じたりと、実に多くの役割を担う、驚くほど複雑で多様な動きをする筋肉です。これらの動作をスムーズに行うために、舌は縦横無尽に伸縮したり、形を変えたりと、自由自在に動きます。舌の筋肉は、大きく分けて、舌の形を変える内舌筋と、舌の位置を変える外舌筋の2つのグループに分けられます。これらの筋肉が協調して働くことで、舌は非常に繊細で複雑な動きを実現しています。しかし、筋肉の力強さ、つまりどれだけの重量を持ち上げることができるか、あるいはどれだけの力を発揮できるかという点では、舌は体の中で一番強い筋肉ではありません。顎の筋肉や太ももの筋肉、ふくらはぎの筋肉などの方が、舌よりもはるかに強いと言えます。それでも「舌は一番強い筋肉」と言われるのは、その持久力と多機能性にあります。舌は、食事や会話など、長時間働き続けることができます。他の筋肉のように疲れて動かなくなることがほとんどありません。また、力強さだけでなく、柔軟性や器用さにも優れており、複雑な動きをこなし、様々な役割を担うことができます。つまり、「舌は一番強い筋肉」というのは、必ずしも正確な表現ではありませんが、その持久力や多機能性を考えると、ある意味で強いと言えるでしょう。
脳は、1日に約7万個も思考をしている!?
人間の脳は、1日に約7万個もの思考をしていると言われています。これは、カナダの国立研究機関の推計によるもので、私たちがどれほど多くの思考を巡らせているかを示す興味深い数字です。しかし、この「7万個」という数字は、あくまでも目安であり、思考の定義や個人差によって大きく変動する可能性があります。私たちの脳は、約1000億個の神経細胞(ニューロン)からなる複雑なネットワークです。これらのニューロンが互いに電気信号や化学物質をやり取りすることで、情報を処理し、記憶を蓄積し、思考を生み出しています。思考は、これらのニューロンの活動によって生み出される電気的なパターンや化学的な変化と言えます。脳は、五感から得た情報、記憶、感情、想像力など、様々な情報を統合し、複雑な思考を生み出しています。脳の活動は非常に複雑で、まだ解明されていない部分も多くありますが、近年、脳科学の研究が進み、脳の構造や機能、思考のメカニズムなどが徐々に明らかになってきています。「7万個」という数字が正確かどうかはさておき、私たちの脳が常に活発に活動し、膨大な量の情報を処理していることは間違いありません。
鼻の穴は、常に片方ずつ働いている!?
私たちは普段、特に意識することなく鼻で呼吸をしていますが、実は左右の鼻の穴が常に同じように働いているわけではありません。「鼻周期」と呼ばれる現象があり、約3~4時間ごとに左右の鼻の穴が交互に、空気の通りやすさが変化します。これは、自律神経の働きによって、鼻甲介と呼ばれる鼻の奥にある組織が膨らんだり縮んだりすることで起こります。片方の鼻甲介が膨らむと、その側の鼻腔が狭くなり、空気の通りが悪くなります。反対側はその間、鼻甲介が縮んで鼻腔が広がり、空気の通りが良くなります。鼻周期には、鼻粘膜の保護、効率的な呼吸、匂い物質の感知など、重要な役割があると考えられています。常に片方の鼻を休ませることで、鼻粘膜の乾燥を防ぎ、ウイルスや細菌などの侵入を防ぎやすくします。また、片方の鼻腔を狭めることで、吸い込んだ空気が鼻腔内にとどまる時間が長くなり、空気中の酸素をより多く取り込むことができます。さらに、左右の鼻腔で空気の流れ方が違うことで、様々な匂い物質をより効率的に感知できるようになるとも言われています。鼻周期は、ほとんどの人が無意識に経験している現象ですが、睡眠中や集中している時など、自律神経のバランスが変化しやすい時に特に顕著になります。また、アレルギー性鼻炎や風邪などによって鼻が詰まっている時は、鼻周期を感じにくい場合があります。
いかがでしたか。今回は人体についての雑学を紹介しました。『雑学中毒研究所』チャンネルでは毎日いろんなジャンルの雑学を紹介しています。是非一度、ご覧になり、チャンネル登録をお願いします。の人体の雑学に関連して、第二弾の人体の雑学の動画もございますので、是非ご覧ください。
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