若かりし頃の思いで、謹慎編(1ヶ月間のパワハラ単独研修)
さて、今日の話は、皆さんに少しだけで元気になれる話かどうかはわかりませんが、理不尽な扱いを受けたなとか、ちょっとムカついたなぁと思うときは、こんな経験をした人もいたけど、それと比べて自分はどうかなと思い返していただければと思います。
皆様は、主たる収入を得る仕事というのは自営業でしょうか、それとも会社勤めでしょうか?
私の場合、若い頃は公務員をして、45歳の頃に何を考えたのか郵政を退職して民間企業への道を選びました。
正直、郵便局にいて、自分を殺して定年まで過ごすのであれば、現状の安定を捨てて蘇生するほうが良いと考えたからです。
私の場合は、少なくとも人事院の試験を受けて郵政局までノンキャリではありましたが頑張って上がったのに、自分の慢心から現場に戻ることとなり、その後、自分が希望しない集配の仕事に回された(集配業務の皆様ごめんなさい)ことで、小さな自分の自尊心もなにもかも壊されてしまったのも辞めた原因の一つでした。
まぁ、当時の局長が悪いことに、郵政局にいた頃によく知っている係長だったものですから、余計にきつい事を言われまして、正直散々でした。
「何かあったら、お前が悪い」みたいな言い回しで、1ヶ月、まるまる仕事をさせないというパワハラなんてこともありましたしね。
今になって、当時の局長を訴えるのもアホらしいので訴えませんが。
そんな中で一番きつかったのは、仕事をさせないという攻撃 苦笑
まぁ、ざっとこんなかんじでした。
朝出勤→ミーティング参加→課長席の前に置かれた特等席?に鎮座→・・・・・。昼食→・・・・・。終業ミーティング→退局
・・・・は何をしていたか、実は何もしてない。というか何もしてはいけないということなんですね。
電話も取るな、業務用図書も読むな、ただひたすら座っていること・・・。
何もしないで1日座っているのってかなりキツイですよ。
経験したらわかると思いますけど、居眠りもできない、そのくせ何もしてはいけない。
ただ、座っているだけ。
私の場合、内務の経験もありましたから、到着便の内務引き継ぎのための区分とか、差立区分も出来ましたので、そう言った仕事をさせてくれれば気分も晴れるのですが、それもダメ。
ただひたすら、座って反省しろと・・・。
一体何を反省するのでしょうね。
この手法は、いわば国鉄における「人材活用センター」の応用だったんでしょうね。
自分から、「辞めます」という言葉を待っているのは、郵政時代に知っていましたから、こちらからも意地でも言わないんですね。
そうした状態が約1ヶ月続きました。
やがて、局長も根負けしたのか、解除になったのですけど、その時も屈辱的に局長に「今後は業務に専念しますから謝れ」という。
ここに至るまでにも複数の理不尽なというか保身だけに走る管理者の嫌なところばかり(いわば無能な管理者とはどんなものか)を見てきましたので、むしろ民間会社で上司が責任を取る姿に感動すら覚えたものです。(^_^;)
だって、郵政にいた頃は上司は部下に責任をなすりつけたり、他の部署と罪のなすりつけ合いして、どちらが責任を負うのだみたいなことばかりしていましたからね。
皆さんは、こんな理不尽な経験したことないですか。
今は、収入的にはまだまだ低いですが、自分の思うことが自由にできますから、むしろ精神的には充実しています。
人は、理不尽な経験をするほど強くなれます。
逆に、そうした経験もなく過ごしていると、ちょっと環境が変わると今度はパニックになって何をしていいのかわからなくなるものです。
人生波瀾万丈と思われるかもしれませんが、何もない人生よりも波乱万丈の人生のほうが人間は大きく育つのではないでしょうか?