自分が困っていることはきっと、誰かも困っている。
皆さんは、マツモトキヨシというドラッグストアをご存じかと思います。
実は、マツモトキヨシ、これ創業者の名前なんですよね。
マツモトキヨシHDのホームページに書かれています。
http://www.matsumotokiyoshi-hd.co.jp/company/history.html
また、この方は松戸市の市長もされています。
松戸市には、「すぐやる課」というちょっと変わった名前の部署があります。
「すぐやる課」・・・松戸市のホームページを見ますと下記のよう書かれています。
すぐやる課は、昭和44年(1969年)10月6日に発足以来、「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります」という、すぐやる課の設立にあたって当時の市長が唱えた精神に沿い、市民の皆さんからの多くの要望を処理してきました。
http://www.city.matsudo.chiba.jp/kurashi/suguyaru/qa.html
行政の仕事と言うのはたらい回しが当たり前と思われていた時に、こんなユニークな部署が誕生しました。
昭和44(1969)年ですから50年近くの歴史があることになりますが、この課を作った人が、皆様も良く知っている「ドラッグストア」の社長さんなんですよね。そう、「ドラッグストア マツモトキヨシ」、通称「マツキヨ」なんて言っていますが、マツモトキヨシ、創業者の名前そのものを社名に使っているというユニークなものですが、松本清氏の視点は、常に利用者目線というか市民の視点でものを見ていたと言えましょう。
クリエイターの人はよく判っておらっると思うのですが、
「無から有を生み出す」というのはすごくエネルギーが要るんです。
逆に、一番簡単なことは、批判すること。
そんなのダメだよ、そんなの前例がないから無理だよ・・・
ネットでもありますよね、批判する人。
でもね、それなら、あなたが自分の意見を披露しなさいとと思うんですよ。
そうした意味で、こうして全く無から有を生み出せる発想ができる人は希有な存在だし。その発想に、実はある一本の線があることに気づきます。
それは、どこまでも自分目線ではなく、
「自分が困っていることは、他の人も困っているか否か?」
という発想ができるか否か。
私利私欲で自分が困っているのか、私利私欲を捨てて考えてもやはり自分が困っているのか・・・そう考えたときに。後者であれば、他の人も困っているわけです。
だからこそ、改善策を考える。
これは企業家であれ、政治家であれ同じだと個人的には思うんですよね。
まず、「私利私欲を捨てて考えてもやはり自分が困っている」そして、それを解決するための方策を考えることが大事なのではないでしょうか?