視点が違えば意見も違う
人は、同じものを見ていても違うことのように見えるそうですね。
これは実に不思議な話のように聞こえますが、同じものを見ても人によっては全く違うものに見えてしまうことは多々あるそうです。
ですから、意見の対立だったりということが起こると思うんですね。
ただ、その根っこの部分は一緒なんです。
どこで変わってくるのでしょうか。
ここに、二人のAさんとBさんという人がいたとします。
Aさんは車が好きで、自身でも何台か車を乗り換えてきました。
反対にBさんは車には興味がなくてどちらかというと芸能人に興味があるのでした。
そんな二人が街を歩いたとき、二人の集まる情報は大きく変わってくることになります。
例えば、東京などではアイドルと呼ばれる人たちでもプライベートで買い物なんてことは日常的にありますから。
Bさんは、もしかしたら、街中で芸能人を見かけるかもしれない。それこそAKBのメンバーを見かけるかもしれない。(私はこの手の話には全く疎いのです。(T_T)
逆にAさんは、道を走る車を観察してベンツが何台、BMWが何台、audi・・・がといった具合で話し始めるかもしれません。
同じように同じ道を歩いて何故これほど差が出るのでしょうか。
これこそ、人は常に取捨選択をしているからなんですよね。
Aさんは車に興味がありますから車のことばかり気になってくる。
だから、車に関する情報だけが集まってくる。
逆に、Bさんの場合は車には興味がないので、「車がたくさん走っていました」という結論にしかならず議論が全くかみ合わないんですよね。
まぁ、多くの政治的な議論も似たようなもので、求めるところは一緒なんですけど、お互いに都合のいい理屈だけしか見えないのではないでしょうか。
そうはいってもなかなか複数の視点からものを考えるというのは難しいんですけどね。
AさんとBさんの会話だったら、間違いなくAさんの話には付いて行けるけど、Bさんの話はたぶん付いて行けないだろうなぁ。苦笑