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ニコン ミュージアムでニコンF(とかいろいろ)に触った話
品川駅を利用する機会があったので、駅から徒歩7分、ニコン本社ビルにあるニコンミュージアムに行ってみた。来年の3月に移転休業らしいので、今のうちに、と思って。
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カメラに限らず、顕微鏡、望遠鏡などニコン製品目白押しの博物館。
個人的な見どころは、実際のカメラに触れるというところだ。
歴戦のカメラ好きの皆さんにとってはニコンFなんてメジャーすぎてありがたくもなんともないのだろうけど、カメラ歴8ヶ月のにわかには、雑誌とかサイトとかでみたことがあるだけ。
あれか、AKBファンが握手会に初めて参加したような感覚か(知らんけど)。
初めて触ったニコンFの印象は、重くて、かっちり。
特に、シャッターを切った時の「ガシャ」っというシャッター音は、内部の機械がかっちり正確に動いている感じがして、癖になる。
そして、そのシャッター音は、けっこう(かなり)大きい。
よく考えたら、僕の持ってるカメラは2台ともレンジファインダー機で、一眼レフに触るのはほぼ初めてである。
これがペンタプリズムの内蔵されたカメラか、と的を得ているのか確信がもてない感想を抱いたりする。
かっちりさておき、重たいの方の感想は、しみじみ思った。
これは元々知識として知っていて、カタログスペックで言えば、本体重量だけでも僕の持ってるライカIIIfより200g近く重たい。
ついているレンズは多分標準レンズだろうけど、外見的に明らかに大きいので、合計したら缶ジュース1本くらい重たいのんじゃないかと思う
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標準レンズでこの感想なのだから、隣に置いてあった135mmレンズを装着したニコンF2なんて、正気の沙汰とは思えない重さだった。
三脚に備え付けて撮るならいざ知らず、こんなもの持ち歩くどころか、アイレベルで保持してピントを合わせるなんて、苦行である。
できないんじゃなくて、積極的にやりたくはない。
館内には、それこそ設計者の悪ふざけとしか思えないどでかいレンズも展示されていたけど、こんなレンズ使う運命にあるなら、一眼レフなんかよりレンジファインダーがいい(極端な発想)。
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そのほか、高級コンパクトの筆頭みたいに言われる35Ti(現代の感覚から言うと全然コンパクト感はないですね、、、)なんかにも触れて、しっかり楽しめました。
やっぱり、本物があるのが、ミュージアムの魅力です。
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