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来生輝@名前変えました
2020年2月22日 20:25
「朝ご飯できてるわよ~」 カーテンの隙間から覗く光を感じた瞼が、開くのを拒む。 お母さんの声が幾度となく名前を呼ぶので、頭からかぶった布団を仕方なく引っぺがして起き上がる。 目は殆ど閉じたまま、昨夜用意しておいた制服に袖を通し、鞄を持ってリビングに向かう。「おはよう」 あくび交じりに声をかけた背中からは同じ挨拶が帰ってくる。 制服の上着と鞄を隣の椅子に置いて、洗面所に向かう。 顔を