Saint Laurent 24ss Collection
今回は、先日発表のあったSaint Laurent 24ssについて解説していこうと思います。
今回のCollection特徴について
モード要素全開のテーラード
全開の23awでも登場していた、この特徴的なテーラード。ウィメンズでも出していたアイテムをメンズに持ってくるということは、ジャンダー要素も入った取り組みかもしれません。この綺麗なシルエットのテーラードを肩幅広く見せてくるモード全開のアイテム。直線的で無駄がないからこそ出る雰囲気。サンローランらしさが溢れ出ています。
流動性のあるシルエット
一見起毛感のあるアイテムでまとめていてカジュアル要素が強めなのかと思うのですが、そうはさせないのがアンソニー・ヴァカレロ。彼特有のドレープ感の表現の仕方や素材を十分に活かしたシルエットがリラックス感もあり、ドレス要素も合わさった唯一無二のデザインになっています。このルックでは、パンツが紐で縛られていて、アイテム単体だとカジュアルなアイテム寄りなのですが、このシルエット・ドレープ感があり、しかも腰回りは光沢のあるもので切り返しており細部までこだわり抜いたアイテムとなっています。
24ss テーマ
今回は、1950年にフランスで公開された無音の映画。Un chart D mourという同性愛をテーマにした官能的な要素がある映画を元に作られたCollectionとなっています。
また、アンソニー・ヴァカレロはCollectionが終わるといつも記者などに「Collectionが終わったら、シルエットが頭の中に残って欲しい。」と語るほどシルエットをこだわり抜いています。
数年前から急激にドレス要素全開で他ブランドを寄せ付けない勢いで君臨しているサンローランです。それに釣られて、僕自身もサンローランの虜になってしまっています。
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