北欧の認知症予防レポート
昔の同僚が働く老いと健康ノルウェー国立センターのHPに何やら認知症関連の面白い記事が投稿されていて、ちょっと気になったのでそこに掲載されていた≪認知症予防レポート≫を読んでみました。
内容も興味深かったのでnoteでも数回に分けて紹介させていただきます(^_^)/
簡単にレポート内容紹介
タイトル:北欧諸国の認知症予防〈Dementia prevention in the Nordic countries〉
著者:北欧福祉センター〈Nordic Welfare Center〉
発行年:2024年9月
現在、北欧地域では約50万人以上が認知症を患っており、その数は今後も増加が見込まれています。治療法が限られている中で、脳の健康を促進し、認知症予防のための取り組みが重要視されています。北欧福祉センターは2023年、北欧閣僚理事会の委託を受け、「北欧諸国における認知症予防プロジェクト」を開始しました。プロジェクトでは、北欧諸国で実施されている政策や実践事例を調査し、生活習慣や環境要因が認知症予防に与える影響を評価しています。特に、身体活動、健康的な食生活、社会的つながりが脳の健康を保つ重要な要素として強調されています。この調査の成果が2024年秋に報告書として公表され、今後の認知症予防に関する政策提言がなされることとなりました。
レポートの中身の簡単な内容は?
序論
方法論的アプローチ
結果と考察
構造レベルにおける認知症予防
ノルウェー
アイスランド
デンマーク
スウェーデン
フィンランド
オーランド諸島
法律と規制
実践
北欧諸国における国家レベルの実践
北欧諸国における地方レベルの実践
エビデンスと実践
組織的側面の重要性
結論
北欧における認知症予防のための推奨事項
認知症の予防と非伝染性疾患の予防との相互作用
北欧諸国はどのように互いに支援できるか?
次回からこのレポートの内容を少しずつシェアさせて頂きます。北欧諸国間で何か違いがあるのか、実際どんな取り組みをやっているのかなど、少し気になりませんか?
医療現場で働いている方は少しでも参考にしてもらえたらとてもうれしいですし、議論を始めるきっかけとなったり、自身の生活習慣を見直すという点でも何かの役に立てたらいいなぁと思っています。
それでは、また次回お会いしましょう♪
参考記事・文献
https://nordicwelfare.org/pub/Dementia_prevention_in_the_Nordics/results-and-discussion.html