【北欧ノルウェー】地域理学療法士のある水曜日のルーティン

2024年7月21日 07:00

ノルウェーでPTとしてのキャリアをスタートしたのは２０１６年。未だに私の人生山あり谷ありなんですが、その中でも２０１８年、PTとしての仕事を探してくれた私を、広い心で受け入れてくれたとっても大事な場所がノルウェーにあります。

読者の方から当時の仕事の様子が知りたいという要望をいただいたので今回は、当時のだいたいの週のルーティンを月曜から金曜まで５回に分けて公開していきたいと思います。

小さな村で唯一の自治体の地域理学療法士として働くとなると赤ちゃんからお年寄り、理学療法から福祉用具まで毎日全く違う専門知識を使う必要があったのでとても刺激的でした。とともに村自体がまったりのんびりしているのでオン・オフをわりとバランスよく切り替えながら暮らしていけていたと感じます。

ある水曜日の私の一日

ノルウェーでは朝早くから出勤労働がわりとスタンダードです。私は８時出社１５時３０分退社というかんじでした。

７時３０分　午前業務の準備
この日は新生児４か月検診なので、医者と保健師同僚と協力してスムーズにいくよう道案内や両親に渡す冊子などの準備をする。

８時３０分　４か月検診
この日は１０人ほどの身体機能検査を行います。利用した評価方法はAlberta Infant Motor Scaleです。母親との会話をもとに気になっている点やアドバイスなどを行います。フォローアップした方が良いと判断したら、自宅訪問をスケジューリングします。

１１時３０分　ランチ

１２時　自宅訪問
月曜日の会議で決まった、自治体が管理する高齢者向けマンションに引っ越したい高齢女性の家を訪問します。まずは挨拶をすませて、もう一度向き合って申請理由を聞いたり身体機能や認知機能を評価したりして自分なりの評価をすすめていきます。

１２時４５分
膝蓋骨骨折の利用者さんの訪問リハ。亜急性期なのであまりがっつりリハというよりは、痛みや住宅環境を整えたりメンタル面でのサポートを重視。

１３時３０分
回復期病棟へ戻り来週退院して自宅に戻る患者さんへのアプローチ。気持ちの準備は出来ているか、何か他にフォローアップすることはないかなど、確認。フレイル度の非常に高い要介護の方なので奥さんと話し合いながらいかに住みやすい日々にしていくか、理学療法介入が必要かなどを話し合う。

１４時３０分
今日行った検診等のジャーナルを書き終えます。

１５時３０分
退社

木曜日のルーティンもお楽しみに♪

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