【ボクシング】防御技術、意識のある者同士の壮絶な打撃戦。パティンソンがジェンキンスを9回TKO
☆3月18日(日本時間19日)/イギリス・ニューカッスル/ユーティリタ・アリーナ
WBAインターナショナル・ウェルター級王座決定戦10回戦
○サイラス・パティンソン(イギリス)
●クリス・ジェンキンス(イギリス)
TKO9回1分34秒
いったい、両者合計何発のパンチを放ったのだろうか。特に初回からエンジン全開だったパティンソン、そのただならぬ無尽蔵のスタミナには、口をあんぐりと開けて両手を挙げて平伏すのみだ。
壮絶な打撃戦、とひと言で片づけてしまうのはあまりにも雑に過ぎる。いわゆる気持ちをぶつけ合った、ただのぶん殴り合いとはわけが違うのだから。この競技は打たれ強さを競うのでも、気持ちの強さを見せるだけのものでもないからだ。
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