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【ボクシング】捨て身の相手に巻き込まれかけるも…中嶋一輝8回TKOで新王者

☆2月16日/東京・後楽園ホール
WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王座決定戦12回戦
○中嶋 一輝(大橋)1位
●ケニー・デメシーリョ(フィリピン)3位
TKO8回2分45秒

 右リードはリズムを取る使い方と、伸ばして相手を邪魔する使い方。これに加えて、右足を深く相手側に差し込む。右腕右足で侵入経路の邪魔をして、かつ懐を深く見せる。その遠い間合いから左ストレートを刺していく。同僚の平岡アンディに似た形を取って、中嶋はデメシーリョをコントロールし始めた。

 思い切って入ってくるデメシーリョには得意の左ボディアッパーのカウンター。4ラウンドには軽いフットワークでリズムも取ってみせ、ペースも完全に握っている様相だった。

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