【日記】積み重ね/2023年5月17日(水)
ミヤちゃんから着信があったのでかけ直したら出なかった。きっと、すでに別の誰かを捕まえてるのだろう。
小一時間ばかり後、ふたたびかかってきた。藤沢周平原作のドラマ『帰郷』を観たという話が“枕”で、仕事の依頼が本題だった。喜んで引き受ける。
「○×△□だから、夕方またかける。そのとき主旨は話す」とのこと。
半袖パーカーで街へ出る。やはり二の腕を晒すスタイルが好きだ。チリチリと肌にあたる陽射しが心地よい。しかし、道行く人の大半は、相も変わらずマスクを着用している。もうここまできたらあの形は彼らの「趣味」なんだなと思う。仕方なくしているんではなく、「してないと何か不安」って状態かもしれない。化粧に代わる、新たな“装い”の誕生だ。
DAZNでは何度もやっていて大好評の英智さんが、J SPORTS解説初登場。この人は変な力みもなく、飄々とウィットに富んだ話を盛り込んでくれるので、いつも聴き入ってしまう。
出塁したランナーが、走らずとも1球ごとに偽走することで、投手捕手に圧力を加えている。「これがじわじわと積み重なるんですよ」と、タイガースのチームとしての強さを表現していた。と同時に、いまのドラゴンズに欠けているもの、あの黄金時代にはそういう細かいことがたくさん徹底されていたことも。それを険なしにさらりと言ってのけるのが、この人の強みだ。
1軍2軍ともに課題はそろっていて明らかだ。単純に、「チャンスであと1本が出ない」だけではない。チームとしてどう得点するか、相手を攻略するか。打てないなら打てないなりにせねばならぬことを怠る。そしてそれを怠らない相手にやられる。
日頃から見てきたことに、英智さんの言がプラスされ、ドラゴンズが抱えるものが鮮明に浮かび上がった。そしてこれは、野球に限ったことではないと、自分自身の問題としても捉えた。
阿部寛、夏川結衣コンビを観たくて、FODで『結婚できない男』第1話を視聴。見れば見るほど阿部ちゃんはミヤちゃん、部下の塚本高史はオレにしか見えない。いやもちろん見た目じゃなく、関係性が。