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【日記】再開/2023年1月17日(火)

※写真=「コンビニやスーパーのレシートは1ページに6枚貼れる」という法則をつかんでから、一気にスピードアップした

 あれから28年ですか……。

 すでに留年が決定していた大学4年の私は、あのときも日課としていた井の頭公園⇔高井戸駅という早朝ランニングを終えたところ。ボート乗り場の前でストレッチ&シャドーボクシング(の真似事)をしていたのだった。
 なぜか、今もくっきりとあの瞬間のことを憶えている。公園に設置された時計をふと見上げ、時間を確かめたその映像がはっきりと頭に残っている。虫の知らせなのか何なのか。帰宅してその一報を知り、愕然としたのだった。

何かのキャンペーンの告知とか、余計な部分はこのようにしてカットし、下に落とした
欠けていて使いづらいハサミだが、このように中指と薬指で挟めば立派にハサミとして使いこなせる。ちなみに自分は左利きだが、ハサミは右。左用なんて洒落たハサミのない時代に育ってるから、右利きに洗脳されてしまったのだった

 すっかり中断していた確定申告用のレシート整理をついに再開。種類別に分けてあったものを、念のため日付順にする。余計なところはハサミで切ったり折ったりする。スティックのりをせっせとつけてノートに貼る。
 極めて単純な作業だが、たった4ページ目でやらかした。ひと見開きすっ飛ばして貼りつけていたのだ。
 早めに気づいたのが救いだった。まだ剝がせる。慎重に剝がす。くるくるんとなる。そこを伸ばして飛ばしたページに貼っていく。剥がしたページはごわごわしてる。そっちがくっつかないように、気を遣う。
 ただでさえムカついているのに、この「くるくるん」と「ごわごわ」が苛々を増幅させる。でも、すべて自分のせい。何に当たることもできず、ただただ自分のアホさ加減を呪った。

 昨日4話から最終10話までイッキ観していた『架空OL日記』の映画版を観る。ドラマ版は1話24、5分だったのだが、映画は100分。でも、あのノリが続くのをまったく違和感なく観続けられた。
 5人+αのメンバー、みんなそれぞれ演技と実際の境界線が定かでなく、それが不思議なテイストを醸し出していて惹きつけられるのだが、特に臼田あさ美と夏帆の、表情筋が微妙に動いたりちょっとした視線の左右への揺れが笑いを誘う。もうホント、架空の、妄想の世界にどっぷりと浸からせてもらい、スッキリさっぱりさわやかな気分にさせられた。
 なんか、これから街やあちこちで出会う見知らぬ人々に対しても、柔らかい眼差しで妄想できそうな気がしてきた。

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