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拙い詩の数々
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#ポエム

【詩】近ごろの僕は

【詩】近ごろの僕は

この頃の僕はなんだかおかしい
ひとりで笑ったり 携帯が離せなかったり
君と別れた瞬間が 会う前よりもずっと孤独を感じる
ずっとひとりだと思っていたんだ 君は?

空から天使が舞い降りるような奇跡みたいに
空気の悪い都会の街で 君と出会った
ひとりに慣れていたから 戸惑うよ
こんな幸福 続くわけがないんだろうってさ
だから僕から電話は切れないから 
あらゆる僕の衝動を 君がとめてほしい 

この頃の

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宛先不明の手紙

宛先不明の手紙

会っても心のはんぶんも伝えられず
顔を合わせてもどこかちぐはぐで
ずっと君の言葉の裏ばかり読んでた
信じたいのに信じられず
去っていく予感はしていたのに
不安定な未来に頼っていた
始まる前からわたしは君を
待っていたような気がしたから
理不尽な言葉に傷つけられても
自分がそのように傷つけても
どうしてか君を振り切れなかった
でも今は自由だよ もっと
君の脆さを脆さとして受けとめ
わたしの弱さを弱さ

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