Automation Tech NEWS | vol.42(最終号)
BizteXのメンバーが気になったニュースをピックアップしてお届けします!
隔週金曜日に発行しておりましたAutometion Tech NEWSですが、当号vol.42をもちまして最終号となります。
これまでお読みいただきありがとうございました!
今後はRPAやiPaaSの記事に特化したメディア「DX hacker」にて、関連記事の投稿をしてまいりますので、DX hackerをよろしくお願い致します!
RPA・iPaaS
業務自動化SaaSを提供するBizteX、オフィスを WeWork 城山トラストタワーへ移転
業務自動化SaaSを提供するBizteX株式会社は、2023年10月1日より、オフィスを WeWork 城山トラストタワーへ移転することを発表。BizteXは、「オートメーションテクノロジーで新しいワークスタイルを実現する」というミッションを掲げ、コロナ禍以前からリモートワークを取り入れ、社員が働きやすい環境を整備。今回のオフィス移転においても、リモートとオフィスのハイブリッドワークを推進し、社員に最適な場を提供することで、成果の最大化やコミュニケーションの活性化を目指す。
AI・ロボット
AWS、API経由で生成AIを利用する「Amazon Bedrock」正式リリース。コード生成AIのCodeWhispererのカスタマイズも可能に
Amazon Web Services(AWS)は、API経由で生成AIなどの基盤モデルが提供される新サービス「Amazon Bedrock」の正式リリースを発表した。生成AIなどを実現する基盤モデルをマネージドサービスとして提供する機能は、Microsoft Azureが「Azure OpenAI」で、Google Cloudが「Vertex AI」で提供している。Amazon Bedrockが提供する基盤モデルを利用することで、生成AIを用いたテキストの生成やテキストの要約、チャットボット、画像生成、検索、パーソナライズなどの機能を構築できる。また今後、Metaが発表した基盤モデル「Llama 2 」も提供予定。API を介してLlama 2を提供する業界初のマネージドサービスになるとのこと。
SaaS・クラウド
「メタップスクラウド」サービス終了へ SmartHRに譲渡・統合
メタップスホールディングスは10月2日、SaaS一元管理ツール「メタップスクラウド」を、労務管理SaaSを提供するSmartHR社に譲渡したと発表した。メタップスクラウドは新規申し込み受付を終了。サービスもいったん終了し、SmartHRとシステムを一体化する。SmartHRは労務管理SaaSシェアトップであり、今後、バックオフィスのあらゆる業務がSmartHRにつながる世界を目指している。メタップスクラウドの知見やノウハウを採り入れ、SmartHR社の元で新サービスの提供を目指すとのこと。
株式会社LangCore、ChatGPT APIのログ分析ツール『LangCore SaaS』を正式リリース!日々5000件以上のChatGPT APIリクエストをサポート
株式会社LangCoreは、ChatGPT APIやAzure OpenAI Serviceを活用したプロダクトの開発スピードの向上・および運用コストを抑えることができる機能をノーコードで提供するツール『LangCore SaaS』を正式にリリースしたことを発表。2023年7月からクローズドβで提供していたLangCore SaaSは、300ユーザに利用されており、1日平均5000件以上、合計で40万件以上のChatGPT APIリクエストをサポートしている。今回のリリースでより多くの企業で効率的なChatGPT API活用を行えるようになると考えているとのこと。
プロダクト開発
Googleのスマートホワイトボード「Jamboard」の販売・提供が2024年後半に終了
Googleが、共同作業用ホワイトボード「Google Jamboard」の販売・提供を2024年後半で終了することを発表した。Google Jamboardは2017年からアメリカで、2018年8月には日本でも提供されるようになった55インチのスマートホワイトボード。Googleは、FigJam、Lucidspark、Miroなど、サードパーティー製のホワイトボードツールを2023年末から2024年初めにGoogle Workspaceに統合する予定。また、スマートホワイトボード自体はSeries One Board 65の販売を継続し、Google Meetでの共同作業やGoogleドライブでのコンテンツの共有、Googleカレンダーでのスケジュール管理は引き続き可能とのこと。
テクノロジー
Reactベースのフレームワーク「Next.js 13.5」正式リリース。使用メモリ40%削減、ローカルサーバ起動の高速化など性能向上
Reactベースのサーバサイドフレームワークとして知られるNext.jsの最新バージョン「Next.js 13.5」正式版がリリースされた。
今回リリースされたNext.js 13.5では性能向上が中心となっている。低速な処理をキャッシュまたは最小化することで削減し、時間のかかるファイルシステム操作を最適化、コンパイルの改善、不要な同期処理をできるだけ遅延させることでブロッキングを排除するなどの改善が行われている。これによりNext 13.5では、メモリ使用量が40%減少し、ローカルサーバの起動が22%高速化、HMR(ホットモジュールリロード)が29%高速になったとのこと。
ワークスタイル
厚生労働省は29日、2023年の労働経済の分析(労働経済白書)を公表した。日本の1人あたりの労働生産性は1996年以降ほぼ横ばいで、他国に比べて伸び悩んでいると指摘した。賃金が伸び悩んだ要因について、白書では企業の労働分配率の低下と労働時間の減少をあげた。厚労省がGDPなどから算出した日本の労働分配率は96〜2000年に63%と米国(60%)や英国(53%)を上回っていたが、16〜20年では57%に低下。一方英国は58%に上昇。企業の内部留保は2021年度に516兆円と、1996年度の3.6倍に膨らんでいる。「将来見通しの低さが企業をリスク回避的にさせ、賃上げに踏み切れなかった可能性」を指摘している。