#日刊DXNews ドコモが5G活用の「遠隔手術」の実証実験、三菱UFJ銀行が「ホチキス外し」の自動化で書類3億枚をデータ化、企業のDXとCIOに関するネット調査結果【2020/7/23】
7/23の日刊DXNewsをお届けします。
①ドコモが5G活用「遠隔手術」検証で医療のDXを推進
東京女子医大とNTTドコモは、商用第5世代移動通信方式(以下、商用5G)を活用した遠隔手術支援システム、及び移動型スマート治療室「SCOT®」を用いた実証実験を10月に実施することを発表した。
商用5Gを介してデータ容量の大きい4K外視鏡の高精細映像を遠隔の熟練医へ転送し、双方向のコミュニケーションを可能にすることで遠隔から手術、治療を支援する。
②三菱UFJ銀が画像認識とロボットで「ホチキス外し」を自動化し、書類3億枚をデータ化する
三菱UFJ銀行は22日、米ベンチャー企業の技術を使い、倉庫に保管している3億ページ以上の印鑑が押された紙の書類を電子データ化すると発表。2021年上半期から5年かけてデータ化する。
米社が開発した装置は、AIによる画像認識とロボット操作で、紙書類のデータ化で最大の障害だったホチキス外し作業を自動化する。
従来は30人体制で約68年かかるとされた作業が、同じ体制で5年に短縮できるとのこと。
③【調査結果】BlueMemeが企業のDXとCIOに関するネット調査を実施
ローコード開発基盤「OutSystems」の販売および受託開発・導入支援を行う株式会社BlueMemeが、BlueMemeが企業のDXとCIOに関するネット調査を実施し、結果を発表。下記、DXの認識に関する結果を抜粋。
①70%の経営者がDXを知っていると回答
②DXと聞いて思い浮かべる施策の上位は「クラウド導入」「デジタルツール導入」「AI」
③BCP(緊急事態が発生した際の事業継続計画)を策定している会社は72%
④DXをBCPとして非常に重要、重要だと捉えている経営者は95.4%
※①で「DXを知っている」かつ③で「BCPを策定している」と回答した人が対象
⑤DXを経営課題として認識している経営者は約9割
※①で「DXを知っている」と回答した人が対象
⑥DXに期待する効果は「業務の見直しと働き方変革」など
※⑤で「強く認識している」「認識している」と回答した人が対象
⑦「DXへの取り組みが進められている」は67.1%
※⑤で「強く認識している」「認識している」と回答した人が対象
⑧DXが進められていない理由は「ゴール設定がわからない」「優先すべき他の取り組みがあり手が回っていない」など
※⑦で「あまり進められていない」「全く進められていない」と回答した人が対象
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