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M&AでAIをどうやって活用するのか?異業種M&Aの事例
AI企業検索システムを運営しているアドバンストアイは、M&Aの支援をしている会社になります。Bizrelayは、中堅・中小企業などの未上場企業を網羅的に検索できるように開発をしたシステムですが、今回は、どうやってM&AでAI企業検索システムBizrelayを活用することができるのか、異業種M&Aの事例をまじえてご紹介したいなと思います。
海運会社と自転車部品の輸入販売会社
Bizrelay活用で実現した異業種M&A
今回ご紹介する事例は、海運会社と自転車部品の輸入販売会社の異業種M&Aになります。ちなみにアドバンストアイは、買い手側である海運会社のFAを担当させていただきました。
海運会社と自転車部品の輸入販売会社って、あまり関係がないように思いますよね。私は「なんで船が自転車~!!?」と関係性がわかりませんでした…!
買い手側である海運会社さんは、国内や海外に荷物を運ぶ海上輸送サービスを展開している会社になります。顧客は企業、いわるゆBtoBになります。一方、売り手側の会社さんの事業は、自転車部品の輸入販売。主な顧客は個人で、いわゆるBtoCになります。
海運業界ってギャンブル?
海運会社の課題とは
海運業界というのは、国際情勢、燃料価格、為替レート、環境規制などの外部要因が業績に大きな影響を与えるほかにも、世界経済の動向にも大きく左右されて、約10年ごとのサイクルで収益が振れる業界だそうです。
例えば、為替が1円変動しただけで、何億が~!!!という世界のようで、ええと、海運業界ってギャンブラーなのでしょうか…。。
こういった業界のため、買い手企業である海運会社さんの課題は、海運業界の景気循環リスクを分散して、グループ全体の業績を安定化させることでした。なので、この課題を解決するために、シナジー効果を期待できる異業種との事業展開を模索している状況でした。
そこで、M&A担当チームは、AI企業検索システムBizrelayを活用して、幅広い業種から買収候補をピックアップすることに。いわゆるロングリストの作成になります。ここから、シナジー効果が期待できる企業を抽出、関係者全員で検討を重ねた結果、自転車部品の輸入販売会社を買収候補先として選定しました。
M&Aでは、相手企業と「どんなシナジー効果を生みだせるか」といったことも重要になるのですが、みなさんは、海運会社と自転車部品の輸入販売会社と、どんなシナジー効果を生みだすことができるのか想像できますか?
一見すると全く関係がない会社同士に思われますが、シナジー効果のヒントは、バックヤードにあったんです。
戦略的M&Aで重要なのは、
企業選定と事業シナジーを見出す力
決め手となったポイントは大きく3つあったそうです。それぞれを簡単に説明すると、
1. 調達コストの削減
自転車部品は海外から商品を調達しているので、海運会社の海外部門と連携することで、調達コストの大幅な削減を見込むことができました。
2. 商品開発力
自転車部品の輸入販売に加えて、自社のオリジナルブランドも展開していました。この商品開発力は、海運会社にはない強みだったので、魅力的だったそうです。
3. 人材の活用
海運会社で定年退職をした従業員で、継続して働く意思がある場合、自転車部品の輸入販売会社で再雇用契約することで、従業員のスキルを活かしながら、多様な働き方を支援する枠組みを構築できる。
他にも、理由はまだまだありますが、これらのことが買手側には魅力だったようで、異業種M&Aが実現しました。
M&Aは成立後が大事!異業種M&Aのその後
M&Aは成立させることが最終的な目的ではありません。成立後のその後が大事になります。さて、自転車部品の輸入販売会社が、海運会社のグループに加わり、その後はどうなったと思いますか?
結論からいうと、当初の予定どおり、海運会社の強みを活かすことにより、シナジー効果を発揮できているそうです。また、バックヤード業務に課題があった自転車部品の輸入販売会社に、海運会社のノウハウを共有することで、高い収益力も実現できているそうです。
今回の異業種企業とのM&Aが成功した要因の一つは、間違いなくAI企業検索システムを活用して、幅広い選択肢から適切な買収候補を選定できたことだと思っています。今後もAI企業検索システムを活用しながら、主力事業にとらわれず、時代の変化に柔軟に対応するため、事業多角化によるリスク分散と既存事業とのシナジー効果を両立させ、さらなる経営基盤強化に取り組んでいきたいと考えています。
今回の異業種M&Aの事例は、Bizrelayのサイト内でもご紹介させていただいているので、ぜひご覧ください。
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今回はBizrelayを活用した異業種M&Aの事例をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
「どんな会社とM&Aを実現できる可能性があるか」といった、M&A検討の初期段階にもBizrelayを活用することができます。会社名の登録なし、無料でご利用いただけますので、ぜひBizrelayをご活用ください!
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
引き続きどうぞよろしくお願いします。
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