見出し画像

人生をつくるのは、いつも自分の選択だ 大手から「先輩のスタートアップ」に身を投じた理由

※本記事は過去にビズリーチに掲載したもので、掲載当時の内容となります

2024年、大手鉄鋼商社からの転職に踏み切った井ノ上和樹さん。転職先に選んだのは、大学ラクロス部の先輩が起業した社員十数人のベンチャー企業でした。新卒で入った大手企業を辞めた理由はどこにあったのか。決断の経緯と背景を振り返ってもらいました。

井ノ上 和樹(いのうえ かずき)
東京大学経済学部卒業後、2021年、伊藤忠丸紅鉄鋼入社。3年間の勤務を経て2024年4月、製造業向けのDXサービスを手がけるベンチャー企業「匠技研工業」に入社。26歳。

日本一を目指して

「日本一を目指さないか」

2016年の春、新入生として赤門をくぐったところで、声を掛けられた。視界に飛び込んだのは、真っ白なユニホームとヘルメット、そして先端に網のついたスティック。それを「クロス」と呼ぶことは、後から知った。

1987年に創部された東京大学男子ラクロス部は、過去に全日本選手権での優勝経験もある古豪。先輩に声を掛けられたとき、井ノ上さんが思い出したのは、チームの主将を務めた高校野球の記憶だった。地方大会で結果を残せず、勝ち上がれなかったときの悔しさが残っていた。

続きはこちら

この記事が参加している募集