経営者の右腕の必要性や右腕文化を日本で広げる
まず最初に!!
ここ数年、スタートアップが盛んとなりベンチャー企業が多く生まれるようになりました。企業の規模を問わなければ、CEOはかなり創発されています。既存の企業においても、事業承継、M&Aが進み始め、新たな経営陣での事業活動も始まっています。
全国で新たな企業が生まれることはとても素敵な事です。
この大きな流れの中で、方々で出てくるキーワードがあります。
それは、「持続化」です。創業や新規事業が創発される中、事業が継続できなくて廃業や事業の中止も多くなりました。その要因は多々ありますが、事業が回せなかった、手が足りなかった事をよく聴きます。
そして、自分の右腕がいてくれれば。という、経営者の右腕を求められてている経営者やCEOが多くいます。
私自身、ベンチャー企業を共同で設立した際には、経営者の右腕としての役割でしたが、右腕として失敗した経験があります。事業を引き継ぐ形で、経営者になった際には、やはり右腕が欲しかったのですが、右腕を持つことができず、経営者としても行き詰まり、退任した経験があります。
経営者の右腕の必要性を一番知っているのが私でもあります。
これから将来、未来の経営を考えると、経営者の右腕のニーズは高くなる一方だと思います。
そこで、地方では一早く「経営者の右腕」の事業を始めました。
全国で一早く「経営者の右腕」の事業を展開している株式会社 フューチャーアクセスの黒田敦史氏をビジネスパートナーに迎えました。
「経営者の右腕の必要性や右腕文化を日本で広げる」活動を紹介していきます。
右腕文化の創出
成長している会社には経営者の右腕がいる。右腕を育成するというよりは、創業時のメンバーが右腕であったり、運良く右腕が見つかり経営に携わってもらうことが多いでしょう。経営者の右腕のニーズはあれど、右腕となる人が少ない。さてさて、どう探すのか?
日本人は起業家となる資質よりも右腕となれる資質を持った人が多いそうです。これまで、起業家の創出やベンチャーの創出事業(施策)が、自治体、商工団体、金融機関によって支援が活発に行われてきました。これにより、人材が顕在化され起業家が生まれてきました。
一方、右腕人材はどうでしょうか?
経営者の右腕を創出する施策や支援体制は皆無でした。
右腕となる資質をもった人材は、実は多くいます。
大手企業の経営企画・新規事業開発担当、経営コンサルタント、銀行員、証券マン、会計士、中小企業診断士が該当します。
ビジネス界を見渡せば、該当する人材は多くいます。しかしながら、現在、大手企業の会社員や銀行に勤めている人が、社会的評価や保証が無いこの分野に飛び込むことは到底考えられません。
該当する人材としては、私のような独立した経営コンサルタントや中小企業診断士などでしょう。
この場合は、外部の「経営者の右腕」という存在になりますか。
チーム内での右腕の役割は、実行の責任者
1990年代後半からベンチャー支援が活発になり、ベンチャー企業の設立が増え始めたこともあり、社長と名乗るよりCEO(最高経営責任者)を名乗る起業家が増え始めました。これにより、会社の大番頭や右腕の事をCOO(最高執行責任者)と位置づけて役付ける事も増えました。
COOの役割は、経営理念・ビジョン実現のための具体策の策定者。オペレーションフロー、組織体制の設計者。社長とチームメンバーとの間の通訳、緩衝材。社外のステークホルダーとの窓口。となります。
ここまで会社の中に入りきる人材は、なかなかいません。
報酬も相当なものになりますから、大手企業か中堅企業、またはユニコーン企業ぐらいでしょう。中小企業の場合としては、外部の人材活用で、CFO(最高財務責任者)、CMO(最高マーケティング責任者)、CHRO(最高人事責任者)、CTO(最高技術責任者)を設けることが多いと思います。
経営者の右腕文化を啓発するリーダー
経営者と経営者の右腕になりたい方とのマッチング交流会を開催し、経営者の右腕となる人材を育成する「王佐塾」の主宰 黒田敦史さんと2月13日に「やまぐち産業振興財団」主催で、
~あなたの会社に大番頭はいますか~
「10年先までの経営デザイン」セミナーで講師をつとめました。
経営者の右腕文化に関する事をnoteに書くにあたって、セミナーで黒田敦史さんが使われた資料の使用許可いただいて、noteで使わせていただいています。