大反響!事業承継セミナー「廃業寸前の老舗130年のかまぼこ屋復活!赤の他人の24歳女子が起こした奇跡」
定員を大幅に越える参加のあった7月6日に開催した事業承継セミナー。
セミナー後の反響も凄かった。
プロローグ 企画した意図
事業承継セミナーは、集客できないので苦労するという声を支援機関や主催する方々からお聞きしていました。
集客できるセミナーにするには、ユニークな内容が必須でした。
そうなるとユニークな事業承継や第三者承継を取り上げて、プロモーションしていけば集客に繋がると考えました。
そして、集客できない原因は何かを分析した際に、事業承継がナイーブな事であり、会場で顔を見られたくないという心理があります。事業承継セミナーがネガティブなものになっているので、誰もが気軽に参加できるようなセミナー、イメージとしてはポジティブなセミナーにしたいという想いから
「ユニークな事業承継」をコンセプトにして企画しました。
プロローグでお話ししたこと。
経営者の出口について
事業承継や第三者承継の出だしの話しは、経営者の出口についてが多くあります。今回の「廃業寸前の老舗130年のかまぼこ屋復活!」は、まさに出口戦略です。経営者が知っているようで知っていない出口戦略を最初にお話しました。
出口戦略から入ると、事業承継や第3者承継は、決して特別なものではありません。経営者であれば考えておかなければいけないことです。
ここに、清算(廃業)があります。黒字で債務が無ければ廃業ができますが、債務があり清算すると借金が残る場合は、廃業ではなく、破産になります。ここがネガティブな思考でとらえる原因だと思います。
そこで、ネガティブに考えないために、必要なことをお伝えしました。
株式会社 吉開 4代目社長 林田茉優さんとの出会い
私が事業承継・M&Aの分野に進出したのが、3年前。やまぐち事業承継・M&A協同組合の設立に加わったのが切っ掛けでした。
理事としてメンバーにはなったものの、事業承継・M&Aの実績は持っていません。専門分野はマーケティング・ブランディングとパーパス経営のコンサルティングです。
そこで、事業承継・M&Aの勉強をする必要があり、学べる団体や機関を探した時に、団体のパーパスに共感して選んだのが、一般財団法人日本的M&A推進財団(JMAP)でした。当時はコロナ禍の真っ只中で、セミナーや交流会はオンラインで実施していました。この時、JMAPの事務局をしていたのが、林田茉優さんでした。大学を卒業したばかりで、まだ株式会社吉開を承継する前でした。JMAPの事務局としてお世話になりました。
温故承新で、Z世代から2代目、3代目、4代目を……
孫世代は、祖父母の仕事に関心を持っている。祖父母も孫世代には優しい。
そして、いろいろな話しをしてくれる。
林田茉優さんと、株式会社 吉開 3代目社長とは、そのような関係だったと思います。
私のパーパスである「温故承新」と一致しているので、次世代に繋がる事業承継セミナーを企画して開催しました。
開催にあたっては、山口県中小企業団体中央会に多大なるご尽力をいただきました。
株式会社吉開のかまぼこ 代表取締役 四代目社長 林田茉優氏の講演
林田茉優さんの講演は、参加者に感動を呼ぶものでした。
引き継ぐまでのストーリーは、やはり本人からリアルで聴くのが一番だと思います。ここでは、講演の内容を項目だけご紹介します。
・小さい頃の話し(お父さんとお母さんが私と同世代なので親心で聴きました)
・高校時代に打ち込んだ部活動(吹奏楽部)の話し
・福岡大学での生活と恩師 阿比留 正弘先生との話し
・ベンチャー起業論での、吉開さんとの出会いの話し
・株式会社 吉開の4代目を継承する話し
・激レアさんなど、テレビ出演の話し
・未来に向けての これからの話し
トークセッション 「このような事業承継もあったのか?」
トークセッションでは、「このような事業承継もあったのか?」をテーマに9つのマトリクスを会場に移してセッションしていきました。
私が一番、取り上げたかったのが、大学でなぜベンチャー起業論を受講したのか?
そして、ベンチャー起業論では、スタートアップなど新事業創出に向けた取り組みを考えるのに、既存の企業の経営資源を研究することに取り組んだのかでした。
また、伝統・技術の伝承についての考えを聞きました。
やはり経営者は、孫世代へは色々と話してくれますね。
今回の第三者承継は、4代目の林田茉優さんが資金を持って買収したわけではなく、IT会社がグループ企業にすることで、林田茉優さんが4代目になりました。その経緯もセッションではお話しいただきました。
食品添加物や化学調味料・保存料不使用の「完全無添加」の吉開の蒲鉾
伝統の食品添加物や化学調味料・保存料不使用の「完全無添加」というコンセプトからの、「健康社会に貢献する」これが私たちの理念です。
というパーパスが素晴らしいです。
吉開の蒲鉾をいただきました。
山口県も蒲鉾文化の県なので、よく蒲鉾を食べます。
山口県の蒲鉾はカタメの食感
吉開の蒲鉾は、ほんわりと柔らかい スィーツのような食感です。
事業承継セミナー終了してから、後日、参加者からネットで注文したよ。
という連絡もいただきました。
最後に(参加者の感想など)
参加者からは、林田茉優さんの話しに引き込まれた、感動した、涙が出そうだった。
と、言う感想が大半でした。
これまで事業承継セミナーに参加してきたが、一番のセミナーだった。
金融機関からも、今回の内容で自主開催したいという相談もありました。
トークセッションについても、進行がいいね。と、評価をいただきました。
今回の事業承継セミナーの企画意図だった、誰もが気軽に参加できるセミナー。ネガティブではなく、ポジティブに捉えられる事業承継セミナーとして
評価いただいたと確信していきます。
山口県だけでなく、このコンセプトで事業承継セミナーの相談があれば、実現していきたいと思います。
今回の事業承継セミナーの講演を、快く引き受けていただいた 株式会社 吉開の4代目 林田茉優さんに感謝いたします。
https://note.com/bizpro/n/n0ea14f381549