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ゼロからの起業で、オフライン広告にフォーカスしたワケ。~ビズパ創業ストーリー②~

こんにちは。ビズパ代表取締役CEOの石井です。
前回の創業ストーリーでは、私が、なぜ起業しようと思ったのか、についてお伝えしました。

※創業ストーリー①※

今回は、起業するにあたって事業内容を決める時になぜ、広告業界を選んだのか、そしてなぜ、オフライン広告にフォーカスをしたのかについて、お伝えしていきたいと思います。

なぜ広告業界だったのか。

ビズパを立ち上げた時、実は、事業内容は決めていませんでした。
ただ漠然と、自分自身がノウハウを培ったBtoBのプラットフォーム領域で事業をやりたいと考えていました。そう思いながら日々過ごしていた時に、市立船橋高校のサッカー部が、ユニフォームにスポンサーを取り入れたという記事と出会います。

その記事がこちらです。

市立船橋高校サッカー部は強豪なので、全国に遠征していますが、その遠征費の負担は選手の家庭にもかかっており、しかも徐々に大きくなっているとのこと。その費用をスポンサー企業からの広告・協賛費で賄うのが狙いでした。

スポンサー企業が決まれば、家庭への負担はなくなりますし、もっと言えば、経済的ゆとりがなくて市立船橋でサッカーができない人にも門戸を広げることができます。一方、スポンサー企業からすれば、宣伝になると同時に社会貢献にもなる。

今までないところにメディアとしての広告価値を見出し、適切な企業とマッチングが行われれば、メディアと企業の両社だけでなく社会貢献につながる。おそらくこのようなことは市船だけではなく、他のサッカーチーム・他のスポーツ・他のアスリート、スポーツ以外のフィールドにもあるし、それが自由にマッチングできるプラットフォームが創れれば、きっと世の中便利になるし、何より面白い!

そう考えたのが、広告にフォーカスをあてた最初の理由でした。

果たして、最適なマッチングはできているのか?

ところが、その後、具体的に事業内容を考えていたときに、ふと、「そもそも企業は自社に最適な広告媒体とマッチングできているのだろうか?」という疑問が頭をよぎります。

前職のラクーンではアパレル・雑貨のBtoBマーケットプレイス「スーパーデリバリー」というものを運営していました。ネット上で小売店やバイヤーが簡単にアパレルや雑貨をネットから仕入れることができるサービスで、2002年に立ち上がったものです。サービス開始当時は「アパレルは、実際に触ってみて着てみないと売れない」とかなりいろいろな人から否定的に言われました。

ところが、現在は服や靴もネットで買う人は相当多いはずです。これは、ラクーンだけでなく、様々な会社が、サイズを詳細に記載したり、画像の撮影を工夫し、改良を重ね、ネットでも流通できる環境を創り上げていった結果だと思います。

ネット上で何かを購入するときに大切なのは、「納得して購入するために必要な情報が、ネット上だけで完結しているか」です。
それがない状態では、購入には至りません。大きな買い物であれば、なおさらです。

また、ラクーンでマーケティングを担当していた当時は、ターゲットを絞りやすく、費用対効果が分かりやすいので、インターネット広告を中心に集客戦略を展開していました。ところが、ある時から、リーチできるターゲットに限界を感じ始めました。そこで、新聞や看板を含めたオフライン広告に取り組もうと考えましたが、どんな選択肢があるのか見つけにくかったり、情報不足で自分たちに合った広告かが分からなかったりで、結局2,3回実施しただけでやめてしまいました。

きっと、かつてのアパレル業界のように、購入の意思決定に必要な情報が十分に整備されていない状態で、実施するまでに労力ばかりかかるので、すぐにやめてしまったのだと、改めて、気づきました。そして、私と同じような経験をした企業は、きっと他にもいるはずだと。

企業の集客戦略において、オンライン・オフライン関係なく、その時の目的に合った最適な広告媒体を、快適に実施できる環境が必要なのではないか。オンラインは既に環境が整っているが、オフラインにはまだない。でも、自社に最適なメディアを探しているマーケターはきっとたくさんいるはず。

それなら、「意思決定に必要な情報が公平公正に開示されていて、あらゆる広告媒体が比較でき、最適なマッチングを生み出せる環境を実現したい」そう思い至り、オフライン広告を主としたBtoBプラットフォームを創ろうと決意しました。

つづく

広告というのは、企業成長の肥料となるようなものだと考えています。そして優れたクリエイティブは見ている人をワクワクさせます。

私たちが創る広告プラットフォームによって、いままでなかったようなマッチングが新たに生まれたり、これまで以上に良いマッチングが実現され、見ている人がワクワクするようなクリエイティブがたくさん生まれていくような世界を実現させたい。

これがオフライン広告を主としたBtoBプラットフォームを創りたかった理由です。

では、具体的にどんなプラットフォームにしていったのか。こちらについては、次回、将来実現したい姿とともにお話しさせていただきたいと思いますので、ぜひご覧ください。

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