冬野菜の栄養価について
師走を迎え、寒さも本格的になってきました。冬野菜はこれから旬を迎えます。旬の野菜は栄養価が高く、市場にたくさん出回るので価格が手ごろです。そういう意味でもオイシイ食材です。感染症などにより体調を崩しやすい冬場にこそ、旬の野菜を積極的に取り入れて、健やかにお過ごしください。
本日は野菜の栄養価に関する情報をお届けします。
〔1〕 栄養素の季節変動について
野菜は品種改良の元となった野生種の旬の時期に育ったものの方が高い栄養分を持つ傾向があります。例えば、冬に適した作物であるホウレンソウはビタミンCとカロテンの含量が冬季に多くなる傾向があります(図1)。
〔2〕 品種と栄養素の関係について
ポリフェノール系の成分は植物が病気、害虫、気候などに対抗するための防御成分ですが、ヒトには苦味として感じられますので、昔は邪魔者扱いされていました。野生種からの品種改良において、ポリフェノール系の成分を減らすように改良されてきた歴史があります。
野菜は種類により特徴のある機能性成分が含まれていますが、一つの成分や野菜に偏ることは、かえって健康を害することにつながります。複数の野菜を組み合わせることで健康的でおいしい料理ができるのです。
(女子栄養大学名誉教授 吉田企世子 博士)
【参考情報】
荒舩良孝 (2020) 「野菜」 『Newton別冊 科学的に正しい食品の大百科』, 26-29.
〔3〕 野菜不足など、食習慣のアンバランスを補う機能性食品素材について
野菜の種類により旬の時期が異なるため、十分な野菜を取り揃えることが難しい場合があります。このようなとき、健康成分を手軽に補えるサプリメントが有効です。機能性食品素材の一例をご紹介します。下記の ▶ 印のリンクから弊社のホームページをご参照ください。
(1)収穫の時期や地域が限定的な素材
▶ 宮崎産にがうり果汁末
ニガウリは代表的な健康野菜ですが、夏が旬のため、この時期の青果売り場では入手困難です。旬の時期の健康成分をギュッと濃縮し、通年利用できる粉末にしました。
▶ 野草発酵エキス末ーH
厳選した48種類の原材料を使用し、じっくりと発酵・熟成しました。
▶ ギムネマシルベスタエキス末ーH
東南アジアに自生する 「ギムネマシルベスタ」 の葉に含まれるギムネマ酸には、腸管における糖の吸収抑制作用があることが知られており、古くから糖尿病の治療に用いられてきました。
▶ BZノニ果汁粉末
東南アジアや南太平洋諸島で古くから健康飲料として親しまれており、血糖値サポート、血圧サポート、免疫賦活、美容に効果があるといわれています。
▶ カオバン茶エキス末
中国では2000年以上も前から宮廷への献上茶とされてきました。カオバン茶に含まれるウルソール酸は動脈硬化の初期病変であるマクロファージの泡沫化を抑制することが報告されています(図2)。
(2)ポリフェノールが豊富な素材
▶ ブルーベリー葉エキス末
200以上あるブルーベリーの品種から、特に高い機能性のある品種を選定し、葉の収穫を目的に栽培して原料に使用しています。当素材による脂肪蓄積抑制、肝障害抑制、血糖値上昇抑制、血圧上昇抑制、がん細胞増殖抑制の各効果を確認しました。
▶ グァバフェノン
中央アメリカ原産のフルーツ 「グァバ」 は、葉にも多くのポリフェノールを含んでいます。弊社はグァバの葉からポリフェノールを抽出し粉末化することに成功しました。当素材による血糖値上昇抑制などの効果を確認しました。
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